2026/09/21 06:30 | メルマガ | コメント(0)
第387号 Weekly ZAP!!

●プロローグ
●先週のマーケット
●今週の米経済統計(予想)
●先週の米経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 米8月小売売上高
2. 新規失業保険申請
●注目テーマ
〇タカ派強めた9月FOMC
●あとがき
●プロローグ
先週は中銀ウィーク。前週のECBに続いて、FRBも日銀も0.25%の利上げに動いた。しかし、同じ利上げ幅でもマーケットに与えた影響はそれぞれ異なる。会合やステートメントの内容からマーケットの受け止めまで取り上げます。
それではさっそく始めよう。
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あとがき
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国内のインフレ指標などをみると、最近は事実としてインフレ率は落ち着いている。ただそれはガソリン補助金など政策的な効果によってインフレ率が抑えられているだけであって、根本的なインフレが収まっているわけではないので国民の物価高に対する不満は増しているように感じる。
おそらく国民が不満を抱いているのはインフレ率の伸びではなくて、コロナ禍前の物価を基準にした生活実感としての物価水準だろう。身近なところでは、800円だったランチが平気で1300円になっていたり、何だったらそのクオリティが落ちているといったところで、こういうのは物価高対策では下がることはない。
このコロナ以降のインフレ基調は多くの国で起こっている気がするが、日本の場合、主要通貨の中で最弱といった通貨安の影響がなんといっても大きく、国民が生活実感として安堵するには時間がかかりそうだ。
単なる嗜好品や贅沢品ならば買い控えれば済むことだが、定期的な更新による買い替えが必要なものの価格が重くのしかかってくるのはどうにかならないものかと思う。
例えば、PCやスマホなどがそれにあたり、スマホはもはや生活必需品になっており、持たない、持っていても動かなくなったら生活に支障をきたす。価格が高いから使うのを止める、とはならないから悩ましい。これらの価格高騰はメモリなどの部品の価格高騰もあるが、やはり円安要因は大きいだろう。いずれにせよ円安要因による物価高が生活に重くのしかかる状況はまだ続きそうだ。
そんな中で行われた日銀金融政策決定会合では利上げを決定したが、植田総裁が記者会見しているそばから円安が進んでしまった。質疑応答が続いている裏で片山財務大臣から「秩序ある為替市場の維持に取り組んでゆく」として、さらなる介入も躊躇しない旨のコメントが発せられるなど、日銀が動いてダメなら財務省が動くしかないという状況。
さらに、利上げをした日の夜、NY時間正午前には158円台まで円安が進んだため、ついに日銀・財務省はレートチェックを実施。円は一転、156円台まで急騰した。ベッセントからの外圧などに追い込まれて利上げしたのに、反対票が2票出てベッセント路線を否定、日銀が一枚岩でないことが露呈したことで円安を許し、円安牽制のレートチェック。この一連の動き、壮大なコントのようだと言ったら言い過ぎだろうか。
ベッセントも「サナエにリフレ派を外せと言ったら留任させるし、ウエダに利上げしろと言ったのに円安になる・・・??」と困惑しているのではないだろうか。
そんな日米の政権の間で板挟みになっている植田日銀総裁、昨日9月20日がお誕生日だったとのこと。一日遅れですがおめでとうございます。大変な局面ですがどうかご自愛ください。
今週もここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。
祝日を土日にくっつけたシルバーウィークなのに、台風と線状降水帯によって全国各地で大雨です。お出かけの方もそうでない方もくれぐれも気を付けてお過ごしください。
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