ODYSSEY Geopolitics & Business

2026/08/03 06:30  | メルマガ |  コメント(0)

第373号 Weekly ZAP!!


●プロローグ
●先週のマーケット
●今週の米経済統計(予想)
●先週の米経済統計(結果)
●経済統計分析

1. PCEデフレータ6月
2. 新規失業保険申請
●注目テーマ
〇7月FOMC
〇7月日銀金融政策決定会合
●あとがき

●プロローグ
 
先週は、FOMCと日銀の金融政策決定会合が行われた。FOMCおよびその後のウォーシュ議長の会見はマーケットに適切に伝わったのか?そして、金融政策決定会合前に為替介入が行われたが、日銀の政策決定と為替市場にどのような影響(メッセージ)をあたえたのか?

その日米の協調介入については昨日メルマガを配信していますのでご覧ください。

第372号 日米協調為替介入の正体(8/2)

それではさっそく始めよう。

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あとがき
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このところ、読売新聞が謙虚な政権運営と消費減税の撤回を要請するなど、報道各社の政権批判が強まっている印象があったが、先週は日経新聞においても「高市(政権)批判」が、 特に財源論を中心に批判が加速している感がある。

特に、同紙の7月31日の社説では

・こんなにも大局観を欠いた国家運営しかできないのか。
・目先の支持率のために将来の国民生活を脅かす愚策が断行されるなら、あまりにも無責任だ。
・首相や自民党の体面を守るよりも実効性の高い物価高対策を考えるべきだ。

など、辛辣な指摘も多く、「無責任」と真正面から政権批判、日刊ゲンダイ並みに攻めている印象。もともと、財務省寄りと言われる日経新聞は、財源を示すことを促す論調だったので、その部分には驚きはないものの、今回のセンセーショナルな内容はインパクトが強かった。

ただ、このところの日経は、この社説に留まらず、そのほかの記事でも高市批判が強くなっている。先日などは、高市首相は安倍元首相を引き合いに出されるのが最も嫌いというのを知ってか知らずか、高市首相と安倍元首相を比較した記事なども出すなどしており、わざとやっているのか、と勘ぐってしまう。

実際に、税調の幹部会でも今回の食料品消費税減税に反対を示した議員の方が多かったという話もあり、党内でも、かなり揉めているようにも見える。

このところは、支持率の低下も著しく、これまで高支持率を誇ってきただけに、雲行きが怪しく感じられる。先の衆院選挙では、詳しく政策内容を語らず、情緒に寄せた戦略で歴史的大勝を収めた側面もかなりある。しかし、月日が経ち、国会も終わり、政権の実態が見えてきて、これはマズイと有権者が理解し支持をトーンダウンさせたともいえる。情緒的にムーブメントで推した層の支持も長続きしないとなれば、支持率の低下は避けられず、劇的に支持率を回復させることはなかなか難しいのではないかと思われる。

こうなってくると、首相が「2年後に私が責任をもって増税します」といっても、はたして2年後に高市政権があるのか?と思うのは有権者も与党内の議員も同様かもしれず、無責任ともいえる発言に与党内から反対が出るのも頷ける。

個人的には、何がなんでも公約を果たすことが政治責任ではなく、前提条件が変わればその時点で公約撤回も含めた最善策を考え、国民に丁寧な説明を果たすことこそが政治責任であろうと考える。史上初の女性総理で、世襲でもなく仕事熱心な高市首相には(良い仕事をするために体を労わりつつ)頑張っていただきたいが、最近の高市さんの経済音痴・ブレーン盲信が酷過ぎてがっかりしている。

皆さんは、どう思われるだろうか?

さて、先週火曜日に発生した熊本の地震で、被害にあわれた方、熊本及び近隣にお住いの方々に改めてお見舞い申し上げます。連日の酷暑に加えて、地震の影響で電気や水道などの重要インフラがダウンし、ご自宅の倒壊などで避難を余儀なくされている方々におかれましては、お体を第一に、一刻も早く元の生活に戻れるように心よりお祈り申し上げます。

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