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	<title>奥山真司の戦略論から見た世界</title>
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	<description>世界や日本の日々の動きを取り上げ、戦略的な思考から見るとどうなるか、我々はどう考えるべきかといった話が中心になりますが、それに限らず、趣味や日々思うことなど、肩の力の抜けたお話もしたいと思っています。</description>
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		<title>なぜロシアに魅了されるのか</title>
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		<pubDate>Sat, 05 Sep 2026 09:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

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		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いておりますが、やはり気になるのはトランプ大統領の動向です。すでにご存知の方も多いと思いますが、カナダとの国境にある五大湖の一つ、オンタリオ湖を「アメリカ湖（Lake America）」と一方的に… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=578">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/09/44c5a1fb623586befc83f96e0bcafd78.jpg" rel="lightbox[578]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/09/44c5a1fb623586befc83f96e0bcafd78.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も色々と国際政治が動いておりますが、やはり気になるのはトランプ大統領の動向です。すでにご存知の方も多いと思いますが、カナダとの国境にある五大湖の一つ、<b>オンタリオ湖を「アメリカ湖（Lake America）」と一方的に改名</b>したことには、さすがに驚かされました。</p>
<p>■ <a href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02BMG0S6A900C2000000/" target="_blank">オンタリオ湖の「アメリカ湖」改称、6割が反対　米世論調査</a>（9/3 日本経済新聞）</p>
<p>しかし上記記事によれば、米国内の世論調査で６割が「反対」を示した一方、逆に言えば４割近くが「賛成」もしくは「無回答」という形で容認的な態度を示しているとのこと。興味深いです。</p>
<p>客観的に見れば、トランプ大統領の行動は異常で、第三世界に多い独裁者によくみられるようなものと思いますが、それでもかなりの割合のアメリカ人がある程度は賛成しているのです。日本はこれまでアメリカがリードしてきた西側世界を基本的に支持してきましたが、こうした結果を踏まえて今後を考えると、暗澹たる気持ちになることは否めません。</p>
<p>もちろんこの背景には、トランプ自身がカナダと貿易問題をこじらせていることがあります。ただトランプ大統領の健康問題も各所で取り沙汰されており、以下のワシントン・ポストの記事などは、第二期政権に入ってから体重が９キロ増えて238ポンド（約108kg）に達したとのことで、医師たちから「重大な健康リスクがある」とも報じられています。</p>
<p>■ <a href="https://www.washingtonpost.com/politics/2026/08/23/doctors-say-trump-weight-poses-significant-health-risk/" target="_blank">Doctors say Trump’s weight poses a significant health risk</a>（8/23 The Washington Post）</p>
<p>夜中に自分のSNSのアカウントで突然「アメリカ歴代最高の大統領」とする写真をポストしたりしていますが、イランとの戦争がうまく行っていないことをごまかそうとしているように見えます。「地政学リスク」とは、安全保障問題が金融関連のマーケットに影響を与えるリスクですが、ここまでくるとトランプ大統領こそが「2026年の最大の地政学リスク」でしょう。</p>
<p>かくして我々は相変わらず不安定な毎日を過ごすことになりそうです。ただあえて今回は、いつもと少し趣向を変えて、「<b>認知戦</b>」に関する話題を取り上げたいと思います。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
なぜロシアに魅了されるのか<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼ロシアの過大評価<br />
▼ロシアがしかける「認知戦」<br />
▼「信じたいもの」を利用せよ<br />
▼「事実」よりも「イメージ」<br />
▼どう防げばいいのか</p></div>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
近況報告<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>免許を更新してきました。</p>
<p>私は神奈川県在住なので、免許に関わることは昔から相鉄線沿いの二俣川運転免許センターに行くのが定番ですが、久しぶりに訪れて驚いたのは、同センターの施設がキレイになっていたこと、そして諸々の手続きの「電子化」が進んでいたことでした。</p>
<p>更新手続きを終えると、最後に免許を受け取るまでに大きな教室に集められて「講習」を受けることになるわけですが、そこで以前から気になっていた講師の方々に「あなたは何者なんですか？」と不躾なインタビューをしてみました。</p>
<p>話を伺ってみると、やはりほとんどが警察のOBの方々ですが、どうやらそれ以外の業界出身者の方も講師を務めているとのこと。そして講師になるには当然ながら資格が必要になるそうです。</p>
<p>免許センターでそのようなことをわざわざ聞いてくる人間はいないようで、なぜ聞いてくるのかと、異様に警戒されたのが逆に印象的でした。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>■ <a href="https://amzn.asia/d/jcaIE8E" target="_blank">『世界最強の地政学』</a>文春新書<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/5BfMBsH" target="_blank">『新しい戦争の時代の戦略的思考』</a>飛鳥新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/hEz3IA1" target="_blank">『サクッとわかる ビジネス教養 新地政学』</a>新星出版社、改訂版<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/9Fer2bP" target="_blank">『やさしくわかるエネルギー地政学』</a>小野崎 正樹、技術評論社<br />
■ <a href="https://www.misorajuku.jp/posts/58491580/" target="_blank">『戦争論 レクラム版』</a>（解説担当）クラウゼヴィッツ著　芙蓉書房出版<br />
■ <a href="https://www.chuko.co.jp/bunko/2017/12/206503.html" target="_blank">『なぜリーダーはウソをつくのか』</a>ミアシャイマー著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/grKAQur" target="_blank">『クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想』</a>マイケル・ハワード著、勁草書房<br />
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■ <a href="https://amzn.asia/d/7QM8R24" target="_blank">『戦争の未来』</a>ローレンス・フリードマン著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/hzdHJWs" target="_blank">『インド太平洋戦略の地政学』</a>ローリー・メドカーフ著、芙蓉書房出版<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/fhAStSy" target="_blank">『戦争はなくせるか』</a>クリストファー・コーカー著、勁草書房<br />
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■ <a href="https://amzn.asia/d/ieyWx5h" target="_blank">『アジア・ファースト』</a>エルブリッジ・コルビー著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166615025" target="_blank">『認知戦：悪意のSNS戦略』</a>イタイ・ヨナト著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">『「スター・ウォーズ」</a><a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』</a>カヴァナー編著、文藝春秋社（★最新刊★）</p></div>
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		</item>
		<item>
		<title>バックナンバー（2026年8月）</title>
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		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=571#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 31 Aug 2026 15:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[バックナンバー]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=571</guid>
		<description><![CDATA[8月のバックナンバーです。  最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。  8/1　第87号 デモは効くのか 　▼抗議デモの理論 　▼暴力は嫌われる 　▼結局は政治 　▼本の紹介  8/… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=571">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>8月のバックナンバーです。</p>
<p>最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。</p>
<p style="padding:10px;background-color: #f5f5f5"><b>8/1　第87号 デモは効くのか</b><br />
　▼抗議デモの理論<br />
　▼暴力は嫌われる<br />
　▼結局は政治<br />
　▼本の紹介<br />
<br />
<b>8/10　第88号 アジアへのピボットはまだ？</b><br />
　▼シフトしない現実<br />
　▼なぜシフトは起きないのか<br />
　▼中国のプロービング<br />
　▼必要なのは真珠湾？<br />
　▼本の紹介<br />
<br />
<b>8/18　第89号 なぜアメリカは戦争で負け続けているのか</b><br />
　▼アメリカは負け続けている<br />
　▼弱い国の方が強い？<br />
　▼弱者の戦略<br />
　▼日本がとるべき戦略<br />
　▼近況報告<br />
<br />
<b>8/23　第90号 弱者が強くなった世界</b><br />
　▼２つの軍事的革命<br />
　▼弱者の時代<br />
　▼日本の戦略<br />
　▼弱者の自覚<br />
　▼強者の自覚<br />
　▼近況報告<br />
<br />
<b>8/30　第91号 弱者が勝つ条件とは</b><br />
　▼弱者は強いのか？<br />
　▼勝敗を決めるのは？<br />
　▼パワーへの信仰<br />
　▼日本がとるべき戦略<br />
　▼本の紹介</p>
<p>各記事の概要は、ブログの該当日に掲載しています。</p>
<p><a href="https://guccipost.co.jp/shop/products/list.php?category_id=22">配信はこちらからお願いします。</a></p>
<p><a href="https://guccipost.co.jp/blog/mokuyama/?cat=5">過去のバックナンバーはこちらをご覧ください。</a></p></div>
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		</item>
		<item>
		<title>弱者が勝つ条件とは</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=563</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=563#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 29 Aug 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

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		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いています。ネパールの大洪水もありますが、やはり気になるのはロシアに関する動き。きっかけとなったのは、アメリカのラトクリフCIA長官がロシアの首都モスクワに非公式の「弾丸ツアー」を行ったことです。… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=563">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/44c5a1fb623586befc83f96e0bcafd78.jpg" rel="lightbox[563]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/44c5a1fb623586befc83f96e0bcafd78.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も色々と国際政治が動いています。ネパールの大洪水もありますが、やはり気になるのはロシアに関する動き。きっかけとなったのは、<b>アメリカのラトクリフCIA長官がロシアの首都モスクワに非公式の「弾丸ツアー」を行った</b>ことです。</p>
<p>■ <a href="https://www.cnn.co.jp/usa/35252025.html" target="_blank">CIA長官のモスクワ訪問、NATO攻撃を控えるよう警告する目的　イラン支援停止も促す</a>（8/28 CNN）</p>
<p>ラトクリフ長官はロシア側に対し、NATO（北大西洋条約機構）領域への攻撃を行わないよう直接警告したとのこと。イランについてはアメリカが経済的圧力を強めているところですが、同国への軍事・経済支援を取りやめるよう促す狙いがあったとも言われています。</p>
<p>興味深いのは、2021年11月にロシアのウクライナ侵攻の阻止のために訪ロしたウィリアム・バーンズ長官（当時）との比較。このときを想起すれば、米欧の当局者たちが「プーチン大統領が近隣国へ限定侵攻を試みて、NATOの結束を揺さぶるのではないか」との懸念を高めていることを示しているといえるからです。</p>
<p>ウクライナ正面でも十分に厳しい膠着状態にあるロシアが、まさか戦線を拡大してNATOにまでケンカを売ってくるわけがないとも考えられます。しかし80年ほど前にも似たようなことをやった国が東アジアにありますので（中国大陸で膠着からの真珠湾攻撃）、安心はできません。</p>
<p>実際のところ、バルト三国周辺でのロシア側の怪しい動きは小さいながらも、 西側のメディアで連日報道されています。個人的に衝撃的だったのは、今月初め、ドイツのライプツィヒ・ハレ空港で、爆発物が搭載されたドローンがウクライナの貨物機の翼に接触した事件です。</p>
<p>■ <a href="https://www.washingtonpost.com/world/2026/08/26/europe-eyes-russia-sabotage-attacks-some-germany-urge-tougher-stance/" target="_blank">Europe eyes Russia in attacks on weapons and cargo. But Germany treads lightly.</a>（8/26 The Washington Post）</p>
<p>幸い不発に終わりましたが、もし爆発していたら大惨事になり得た事件でした。これを受け、ドイツの国会議員や安全保障の専門家からは「（ロシアによる）明確な軍事攻撃の計画があった」と危機感が示されましたが、メルツ首相や国防・内務当局は誰の犯行かを特定せず、ロシアの関与を示唆することも避けており、その慎重すぎる姿勢にドイツ国内では批判が高まっているようです。</p>
<p>バルト三国やポーランドなどはロシアの関与を強く疑い、実際にイタリア、ブルガリア、エストニア、スロバキアなどの軍事施設や兵器工場でも不審な爆発や放火が複数報じられています。欧州の当局者は、ロシアが「代理人」や犯罪者を利用した「ハイブリッド戦」を展開し、NATO側の「レッドライン」を探ると同時に、ウクライナ支援の阻止や市民の不安煽動を狙っていると分析しています。</p>
<p>このような情勢を受けて、アメリカのCIAのような情報機関は「ロシアが今後数年以内に西側同盟国へ限定攻撃を仕掛ける可能性がある」と分析したのでしょう。今回の極秘訪問は西側全体の警戒感の表れだと言えます。</p>
<p>そこで気になるのは、我が日本のあるインド太平洋方面の安全保障環境です。中東と欧州の案件により、米軍のプレゼンスが手薄になっています。</p>
<p>■ <a href="https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/701835d7d9536da2b60e6b25493e4eaaba09feb8" target="_blank">米空母不在の西太平洋　中東対応で揺らぐ「太平洋重視」</a>（8/18 Yahoo!ニュース）</p>
<p>日本の安全保障状況がかなり深刻であることは明白になりつつあります。この現実はもっと知られるべきと思います。</p>
<p>さて、そのような中で考えなければいけないのは、先週から引き続いての「<b>日本のとるべき弱者の戦略</b>」です。今回はさらに新しい研究を踏まえて考えてみます。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<b><br />
</b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;"><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
弱者が勝つ条件とは<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼弱者は強いのか？<br />
▼勝敗を決めるのは？<br />
▼パワーへの信仰<br />
▼日本がとるべき戦略</b></p></div>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
本の紹介<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</b><br />
<b>ハル・ブランズ</b>は、拙訳『デンジャー・ゾーン』の著者の一人であり、その後も実に多くのコラムと著作を発表し続けている戦略系の学者です。</p>
<p>■ <a href="https://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864109291.php" target="_blank">マイケル・ベックリー、ハル・ブランズ『デンジャー・ゾーン　迫る中国との衝突』</a></p>
<p>近年、専門の大戦略の関係もあり、古典地政学にだいぶ注目していることが分かったのですが、本メルマガ第83号（以下のリンク参照）でも、地政学を活用した議論を紹介しました。</p>
<p>・<a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=513" target="_blank">「ハートランド vs リムランド」</a>（7/5）</p>
<p>そのブランズが、なんとまた新刊を出していました。タイトルは『<a href="https://www.press.jhu.edu/books/title/54331/geopolitics-ai?srsltid=AfmBOor2DcytfSVg2eRQqU9GnA1y-aI1fz4lVklmj_ZxTQv169-pHTDa" target="_blank">AIの地政学</a>』（Geopolitics of AI）。まさか単著！？と思ったのですが、彼が編者を務めた論文集でした。</p>
<p>さっそく手に入れて読んでみました。論文の著者には若手からベテランまでいて、主な議論のポイントは「AIが米中の覇権争いにどのような役割を果たしてくるのか」。</p>
<p>さすがにブランズは「戦略家」ですので、AIという技術を「新しい万能兵器」ではなく、むしろ大国の経済力・軍事力・同盟関係・国家統治をまとめて変化させ、次の世界秩序を決める基盤技術として捉えています。同時に、その先端性から「不確実性」をもたらすと指摘します。</p>
<p>そのため、アメリカに必要なのは、「AIの安全性」だけを考えることでも「中国との技術競争」だけを見ることでもなく「AIを中心にした包括的な大戦略」を構築することだというメッセージにまとめています。安保関係者がAIの影響をまとめた先駆けの論文集として、今後も注目を集めそうな良書と思います。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>■ <a href="https://amzn.asia/d/jcaIE8E" target="_blank">『世界最強の地政学』</a>文春新書<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/5BfMBsH" target="_blank">『新しい戦争の時代の戦略的思考』</a>飛鳥新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/hEz3IA1" target="_blank">『サクッとわかる ビジネス教養 新地政学』</a>新星出版社、改訂版<br />
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■ <a href="https://www.chuko.co.jp/bunko/2017/12/206503.html" target="_blank">『なぜリーダーはウソをつくのか』</a>ミアシャイマー著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/grKAQur" target="_blank">『クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想』</a>マイケル・ハワード著、勁草書房<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/4gbiIY3" target="_blank">『地政学：地理と戦略』</a>コリン・グレイ＆ジェフリー・スローン編著、五月書房新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/7QM8R24" target="_blank">『戦争の未来』</a>ローレンス・フリードマン著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/hzdHJWs" target="_blank">『インド太平洋戦略の地政学』</a>ローリー・メドカーフ著、芙蓉書房出版<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/fhAStSy" target="_blank">『戦争はなくせるか』</a>クリストファー・コーカー著、勁草書房<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/1fygB4U" target="_blank">『デンジャー・ゾーン』</a>マイケル・ベックリー＆ハル・ブランズ著、飛鳥新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/fwG4A4Z" target="_blank">『スパイと嘘』</a>アレックス・ジョスキ著、飛鳥新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/ieyWx5h" target="_blank">『アジア・ファースト』</a>エルブリッジ・コルビー著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166615025" target="_blank">『認知戦：悪意のSNS戦略』</a>イタイ・ヨナト著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">『「スター・ウォーズ」</a><a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』</a>カヴァナー編著、文藝春秋社（★最新刊★）
</p></div>
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		</item>
		<item>
		<title>弱者が強くなった世界</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=558</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=558#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 23 Aug 2026 10:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=558</guid>
		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いていますが、気になるのは日本周辺がにわかにきな臭くなってきたことです。たとえば中国が沖縄の帰属に疑問を呈した以下の記事です。  ■ 中国、日本の沖縄帰属に「疑義」　フィリピンにも類似主張（8/2… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=558">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d14598481952.jpg" rel="lightbox[558]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d14598481952.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も色々と国際政治が動いていますが、気になるのは日本周辺がにわかにきな臭くなってきたことです。たとえば中国が沖縄の帰属に疑問を呈した以下の記事です。</p>
<p>■ <a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/0519ce6c0ad7182291cb54bf0ea9559b01b6bbcb" target="_blank">中国、日本の沖縄帰属に「疑義」　フィリピンにも類似主張</a>（8/20 共同通信）</p>
<p>「専門家は政治や社会の不安定化を狙う『認知戦』の一種だと指摘する」とのコメントが掲載されています。しかし、ここまで大っぴらにやる中国側のやり方は、実に雑だと感じますね。</p>
<p>このような日本人から見たらあり得ない主張をすれば、かえって中国に対する警戒感が強まるでしょう。もっとも逆に見れば、これほど雑な主張でも日本人は屈服すると北京側が考えている、という証拠とも受け取れます。</p>
<p>そこで気になるのは日経新聞の以下の記事です。</p>
<p>■ <a href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA243Y70U6A720C2000000/" target="_blank">中ロ演習、太平洋防衛の「空白」突く　政府は3文書改定で抑止議論</a>（7/28　日本経済新聞）</p>
<p>ここ一年ほど日本周辺で活発化している中国とロシアの共同軍事演習の動きを見つつ、実は日本の南側、太平洋側の広大な海域が十分に注目されてこなかったことを指摘しています。この地域での二国の動きに対応しきれていない日本側の現実が明らかになっているということです。</p>
<p>「頻発する中ロの軍事活動は日本の太平洋側の守りの隙を突くもの」ということですが、以前からこの地域ではインフラや防空体制の不備が指摘されてきました。歴史的な事情から小笠原諸島周辺には防空識別圏（ADIZ）が設定されていないため、自衛隊機が領空侵犯を防ぐための緊急発進（スクランブル）などの対領空侵犯措置を事前に講じることが難しいわけですね。</p>
<p>そうなってくると、硫黄島や南鳥島といった離島基地の重要性が増し、滑走路整備や機能強化というものが急務となってくるわけです。日本は粛々と太平洋側の守りを固めるとともに、戦略的には相手を第一列島線内に封じ込めるような策を積極的に打ち出していくフェーズに来ているように感じます。</p>
<p>しかも相手は強者のアプローチ、いわゆる「ストロング・スタイル」でやってきています。したがって、前回のメルマガ第89号（以下のリンク参照）で書いたように「弱者のアプローチ」を意識すべきでしょう。</p>
<p>・<a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=552">「なぜアメリカは戦争で負け続けているのか」</a>（8/18）</p>
<p>ということで今週は、先週に続き<b>「弱者の戦略」</b>を考えてみたいと思います。本メルマガではおなじみのシカゴ大学のロバート・ペイプ教授の議論を取り上げます。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
弱者が強くなった世界<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼２つの軍事的革命<br />
▼弱者の時代<br />
▼日本の戦略<br />
▼弱者の自覚<br />
▼強者の自覚</p></div>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
近況報告<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>私は自衛隊員向けの新聞を読むのが好きで、「朝雲」というマニアック（？）な新聞を定期購読してしまうほどなのですが、もうひとつメジャーな自衛隊員向けの新聞として、<a href="https://www.boueinews.com/" target="_blank">「防衛ホーム」</a>があります。</p>
<p>HPには記事があまり出ていないので、ネット上での存在感はそれほど大きくないと思いますが、基地などに行くと必ず置いてあります。</p>
<p>今日も某基地に行ったので手に取ったところ、以下のような店（？）の広告を見つけました。</p>
<p>■ <a href="https://www.simpitstore.com/" target="_blank">シムピットストア</a></p>
<p>かなり本格的なシミュレーターを備えており、F-35のような最新の戦闘機も仮想的に操縦できるとのことです。</p>
<p>記事には「打ち上げやパーティーをここでやりませんか？」と書かれていました。考えてみれば、人前で歌うのが苦手な人であれば、カラオケに行くよりも、戦闘機をフライトさせる方が気軽で楽しいかもしれません。</p>
<p>ということで、一度体験に行ってみようと思っている今日この頃でした。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>■ <a href="https://amzn.asia/d/jcaIE8E" target="_blank">『世界最強の地政学』</a>文春新書<br />
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■ <a href="https://amzn.asia/d/9Fer2bP" target="_blank">『やさしくわかるエネルギー地政学』</a>小野崎 正樹、技術評論社<br />
■ <a href="https://www.misorajuku.jp/posts/58491580/" target="_blank">『戦争論 レクラム版』</a>（解説担当）クラウゼヴィッツ著　芙蓉書房出版<br />
■ <a href="https://www.chuko.co.jp/bunko/2017/12/206503.html" target="_blank">『なぜリーダーはウソをつくのか』</a>ミアシャイマー著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/grKAQur" target="_blank">『クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想』</a>マイケル・ハワード著、勁草書房<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/4gbiIY3" target="_blank">『地政学：地理と戦略』</a>コリン・グレイ＆ジェフリー・スローン編著、五月書房新社<br />
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■ <a href="https://amzn.asia/d/ieyWx5h" target="_blank">『アジア・ファースト』</a>エルブリッジ・コルビー著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166615025" target="_blank">『認知戦：悪意のSNS戦略』</a>イタイ・ヨナト著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">『「スター・ウォーズ」</a><a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』</a>カヴァナー編著、文藝春秋社（★最新刊★）
</p></div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?feed=rss2&#038;p=558</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>なぜアメリカは戦争で負け続けているのか</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=552</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=552#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 18 Aug 2026 06:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=552</guid>
		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いていますが、今週はなんといっても日本にとって決定的なことが起こりました。プーチン大統領が突然、日本の北方領土の一部である択捉島を訪問したのです。  ■ プーチン大統領の北方領土初訪問、その真の狙… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=552">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d14598481951.jpg" rel="lightbox[552]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d14598481951.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も色々と国際政治が動いていますが、今週はなんといっても日本にとって決定的なことが起こりました。<b>プーチン大統領が突然、日本の北方領土の一部である択捉島を訪問した</b>のです。</p>
<p>■ <a href="https://news.yahoo.co.jp/pickup/6591899" target="_blank">プーチン大統領の北方領土初訪問、その真の狙いは？ 専門家が読み解く「軍事拠点」としての価値と領土問題の行方</a>（8/16 ABEMA TIMES）</p>
<p>当然ながら日本国内では反発が起こり、高市首相もすぐに「日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と強く抗議しました。これまでロシアとの接近を模索していた高市政権としては当然の対応でしょう。</p>
<p>これに関して、さっそく一部議員や識者たちからは「日本との関係の仕切り直しを迫るものだ」という意見が出ています。「ロシアの大統領としては当然のこと。右往左往してはならない。」とロシア側の立場を代弁するかのようなコメントも見かけます。</p>
<p>■ <a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/6f253094ed261766e626327cbbbf1ceeef25d0f1" target="_blank">ロシアに独自パイプの鈴木宗男氏「一喜一憂してはならない」プーチン大統領の北方領土訪問を受け「いちいち反応するのは稚拙、知恵のある外交ではない」冷静な対応求める</a>（8/13 北海道放送）</p>
<p>これはいわば「日本とロシアの関係を、北方領土訪問くらいで断絶させてはならない」という主張と考えられます。いまだにエネルギーをロシアから調達している日本にとっての「国益」を考えると、ロシアと決定的に関係を悪化させるのは得策ではないとの意見が出てくるのもたしかに理解できる面はあります。</p>
<p>しかし何と言っても、現職のロシア大統領に北方領土を初めて訪問されてしまったのです。ロシアとの関係維持や対話を重視する立場の人々は、この事実がまずもって明らかに「国益」を害していることを認識すべきです。</p>
<p>しかも、高市政権が「安倍路線の継承」という姿勢からロシアとの交流を再開した矢先のこの訪問です。結局のところ、ロシア側に隙を見せれば更につけ込まれるという、シンプルなミスが繰り返されているとしか言えません。</p>
<p>端的に言えば、日本外交は「失敗」しています。この失敗について検証し、関係者の責任を問い、然るべき処分を行わなければ、今後もロシアに同じようなことをされて、日本の主権が踏みにじられる事態が続くでしょう。</p>
<p>元外務省の分析官で作家の佐藤優氏は、朝日新聞の記事のコメント欄で、「一連の報道は表面的であり、ロシア側の内在的な論理の分析ができていない」と述べています。相変わらずロシアは日本を重視しているとの立場です。</p>
<p>■ <a href="https://digital.asahi.com/articles/ASV8F36F7V8FUHBI00NM.html?iref=pc_rellink_01" target="_blank">プーチン氏、日本に揺さぶり　募った不満と不要になった「気遣い」</a>（8/13 朝日新聞）</p>
<p>しかしこれはまさに「同じことを何度も繰り返し行い、違う結果を期待すること」ということで、結末は変わらないのに、別のエンディングが待っているのではないかと期待して同じ映画を何度も見返すのと同じです。「狂気」の沙汰のようにしか思えません。</p>
<p>日本政府内のロシア派や、ロシアに融和的すぎる議員たちも、まずは反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしていただきたいものです。</p>
<p>さて、今週の本題ですが、<b>ハーバード大学の教授で数少ない「リアリスト」としても知られるスティーブン・ウォルトの興味深い論考を取り上げます</b>。そのポイントと、そこから示唆される日本の防衛戦略について解説します。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
なぜアメリカは戦争で負け続けているのか<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼アメリカは負け続けている<br />
▼弱い国の方が強い？<br />
▼弱者の戦略<br />
▼日本がとるべき戦略</p></div>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
近況報告<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>大学院の講義で、最後の仕上げとして、市販のボードゲームを用いたウォーゲームをプレイしているのですが、この手のシミュレーションを使っている人々の間で毎回問題になることがあります。それは、「ゲームでの“勝利”にこだわるために、現実ではやらないようなことをするプレイヤー」の存在です。</p>
<p>私は戦略を学ぶために、あえて第二次世界大戦のボードゲームを使っています。プレイすることによって戦略の理解を深めることが目的なのですが、いざゲームがはじまると、「勝ち」にこだわりすぎて、たとえば「味方を人間の盾にして戦線を突破する」ような、実際の軍隊はやらないようなことを行う人も出てくるのです。</p>
<p>ここで気づくことが二つあります。</p>
<p>一つは、実はこの手のゲームでは「負ける」方が学びが深いということです。軍事演習などでも言われることですが、勝った方は気持ちよくなるだけで学びが少なく、むしろ負けた方が敗因を分析できるため、学習効果が高いのです。</p>
<p>そしてもう一つは、このようなゲームでの「禁じ手」と思われていたことが、実際の戦争でも使用されることがあるという点です。現在のウクライナやガザで行われていることを考えてみると、ゲームと現実の境界は意外に曖昧であることが分かります。</p>
<p>この現実とゲームの関係、深堀りしてみると興味深いことが色々と見えてきます。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
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</p></div>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>アジアへのピボットはまだ？</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=543</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=543#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 08:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=543</guid>
		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いていますが、やはり中東情勢ですね。トランプ大統領は「イランとの戦争はまもなく終結し、ミサイルの備蓄もまだ大量にある」と主張しました。  ■ トランプ氏、イランとの戦闘「近く終結」　米軍「大量の弾… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=543">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d1459848195.jpg" rel="lightbox[543]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/4beb9b4373c9933d06275d1459848195.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も色々と国際政治が動いていますが、やはり<b>中東情勢</b>ですね。トランプ大統領は「イランとの戦争はまもなく終結し、ミサイルの備蓄もまだ大量にある」と主張しました。</p>
<p>■ <a href="https://jp.reuters.com/world/us/6TIV3NNHTVIM5OMUAWL5SIKQ5E-2026-08-06/" target="_blank">トランプ氏、イランとの戦闘「近く終結」　米軍「大量の弾薬保有」</a>（8/7 ロイター）</p>
<p>これは主として、「米軍のミサイルが枯渇している」という、最近の米大手メディアなどの報道に対するカウンターの意味があると考えられます。</p>
<p>■ <a href="https://abcnews.com/Politics/crucial-us-missile-stockpiles-extremely-low-official/story?id=135428997" target="_blank">Crucial US missile stockpiles &#8216;extremely low,&#8217; official says</a>（8/7 abcNEWS）</p>
<p>この報道の元ネタは、アメリカ大手シンク・タンクであるCSISの報告です。イランとの紛争やウクライナ支援の影響により、パトリオットミサイルやTHAADなどの長距離精密誘導兵器の在庫が枯渇し、米軍が軍事的な限界に達しつつあると指摘したものです。</p>
<p>■ <a href="https://www.csis.org/analysis/renewed-iran-war-would-test-diminished-interceptor-inventories" target="_blank">Renewed Iran War Would Test Diminished Interceptor Inventories</a>（7/27 CSIS）</p>
<p>このような「弾不足」に加え、米国の工業基盤の弱体化も相まって、トランプ政権はイランとの戦争から離脱するための交渉がますます必要になってきているわけです。しかし、イラン側が依然として強気な姿勢を見せているため、出口戦略は極めて困難な状態です。</p>
<p>その合間に、中東では大きな動きがありました。なんとトルコ、サウジアラビア、パキスタンの３か国が、サウジアラビアのメッカ（イスラム教の聖地）で「共同防衛協定」（メッカ共同防衛協定）に署名したのです。</p>
<p>■ <a href="https://jp.reuters.com/world/IECMM7NALVKYTJHIQEF2Y6V6WI-2026-08-07/" target="_blank">サウジ・トルコ・パキスタンが共同防衛協定署名、中東緊張下で連携強化</a>（8/7 ロイター）</p>
<p>この３か国はいずれもイスラム教スンニ派主導の国家であり、米国と友好関係を持つ国々です。しかし、安全保障分野で連携を強化することが示唆されている背景には、米国の同地域における威信と信頼の低下があると考えられます。</p>
<p>本メルマガの第86号（以下のリンク参照）でも論じましたが、今回の戦争で「米国は同盟国を守れない」ことが判明しました。その衝撃が一つの要因であり、後に歴史的に振り返れば「米国の中東関与の低下のはじまり」を象徴するような動きとなるのかもしれません。</p>
<p>・<a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=528">「アメリカは同盟国を守れない」</a>（7/25）</p>
<p>さらに本稿を執筆中、イラン側はアメリカが到底飲めないような要求を出してきました。戦争被害の補償、地域からの米軍撤退、制裁の全面解除、資産の凍結解除などです。当然アメリカは飲めません。いよいよトランプ大統領はイランから抜け出せなくなってきました。</p>
<p>■ <a href="https://www.47news.jp/14764932.html" target="_blank">イラン、米に補償要求　海峡開放条件、交渉不透明</a>（8/9 共同通信）</p>
<p>ここで気になるのは、<b>米国が中東から離脱し、我々の住む東アジア方面に軍事的なリソースを振り向けることができるのか</b>という点です。今回は、この問題に関連して英エコノミスト誌に掲載されていた興味深い記事を取り上げます。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
アジアへのピボットはまだ？<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼シフトしない現実<br />
▼なぜシフトは起きないのか<br />
▼中国のプロービング<br />
▼必要なのは真珠湾？</p></div>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
本の紹介<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>産経新聞に短い書評を書きました。</p>
<p>■ <a href="https://www.sankei.com/article/20260802-IIGWCA4SARN7ZC54NABQOPPDTA/" target="_blank">経験と想像力が左右『歴史を変えた戦略家たち　上・下』フィリップス・ペイソン・オブライエン著、加藤洋子訳</a>（8/2 産経新聞）</p>
<p>すでに本メルマガでも紹介したこともありますが、国家の戦略がいかにリーダーという個人によって形成されてきたのかを、第二次世界大戦の５人の指導者の体験などをベースに考察した研究書です。</p>
<p>最近の戦略の本は「国家」という集団の機能や文化、そして国際的な構造に注目するものが多いので、リーダーという個人の注目はむしろ新鮮です。</p>
<p>というか、過去には個人への注目の方が主流だったんですが、それが著者のオブライエンによって復活したとも言えますよね。</p>
<p>「偏った見方」ということも言えるのですが、戦略に興味のある方は必読です。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>■ <a href="https://amzn.asia/d/jcaIE8E" target="_blank">『世界最強の地政学』</a>文春新書<br />
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</p></div>
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			<wfw:commentRss>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?feed=rss2&#038;p=543</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>デモは効くのか</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=537</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=537#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 01 Aug 2026 10:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=537</guid>
		<description><![CDATA[今週も国際政治が大きく動いていますが、やはり中東情勢ですね。本メルマガでも以前から述べているように、米・イラン関係は悪化しており、本日に至っては、なんとイランが米軍基地を置く友好国のクウェートに対して攻撃を仕掛けたという… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=537">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>
<div class="section1Image">
<p><a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/g1358.jpg" rel="lightbox[537]"><img class="aligncenter" src="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/wp-content/blogs.dir/27/files/2026/08/g1358.jpg" /></a></p>
</div>
<p>今週も国際政治が大きく動いていますが、やはり中東情勢ですね。本メルマガでも以前から述べているように、米・イラン関係は悪化しており、本日に至っては、なんと<b>イランが米軍基地を置く友好国のクウェートに対して攻撃を仕掛けた</b>というニュースが入ってきています。</p>
<p>■ <a href="https://www.cnn.co.jp/world/35251181.html" target="_blank">イラン、クウェートの航空基地を攻撃　国営メディアが報じる</a>（7/31 CNN）</p>
<p>その合間に、日本では７月28日の午後に熊本で震度７の大地震が発生しました。 自衛隊も出動する大災害となっていますが、実は私も、昨年、今回災害派遣（災派）で出動している部隊が所属する駐屯地で講演を行ったり、論文指導をした学生が熊本の司令部で勤務しているといった縁もあり、気が気でならない状態です。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。</p>
<p>以下の発表資料では、自衛隊の災害派遣について報告されています。私の知人が活動していることもここでわかります。</p>
<p>■ <a href="https://www.mod.go.jp/js/pdf/2026/p20260730_02.pdf" target="_blank">令和８年熊本地震に係る災害派遣について</a>（7/30 防衛省）</p>
<p>ところが、このような状況でも日本の周辺国は活動を止めることはありません。たとえば中国は海軍の艦船を沖縄周辺で航行させており、海自の船が監視しなければならない状況が続いています。</p>
<p>■ <a href="https://www.mod.go.jp/js/pdf/2026/p20260730_01.pdf" target="_blank">中国海軍艦艇の動向について</a>（7/30 統合幕僚監部）</p>
<p>この一連の動きを見るにつけ、個人的に毎度思い起こされる一つの悩みがあります。それは、「どうすれば日本の社会（国民）に健全な危機感を持ってもらうか」ということです。</p>
<p>安全保障関係者の間では、たとえば「中国が拡大してきて日本がピンチに追い込まれることになる」というシナリオは、2000年代の後半からすでに自明で、台湾有事を初めとするリスクが顕在化することは予想されていました。しかし、肝心の日本のメディアや社会全体では、どうもそのような危険性からあえて目をそらしてきたような面があったように思われます。</p>
<p>そのような状況だったため、「中国（ロシアや北朝鮮）に備えよ！」と唱えることは、「危機を煽っている」としてむしろ疎まれるような向きがありました。私含め、安全保障に関心のある識者たちが抱えてきた課題の一つは、「色物扱いされずに、いかに危機感を持ってもらうか」という点だったように思います。</p>
<p>本メルマガの読者の方々のように、安全保障への意識が高い方々であれば、危機感をしっかりとお持ちであると思います。ところがまだまだ日本の世論は、目の前に迫っている脅威を直視することを避けているようです。</p>
<p>「正しく危機意識を持ち、それに対して恐れずにしっかりと備える風潮をつくる」と言えば、たしかに聞こえは良いですが、まさに「言うは易く行うは難し」。この問題の克服こそが、この先数年にわたり、日本の安全保障関係者にとっての最大の課題になるように感じています。</p>
<p>さて、今回は、民主主義国家においては、<b>国民の意見表明の権利として認められている「デモ」について</b>取り上げます。これが本当に「効く」のかという、普段の生活で我々があまり意識しないと思われる、社会運動の効能について考えてみます。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
デモは効くのか<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼抗議デモの理論<br />
▼暴力は嫌われる<br />
▼結局は政治</p></div>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
本の紹介<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</b><br />
先週のことですが、地方での講演のために一泊で山口県の宇部市に行ってきました。飛行機で行ったのですが、その機内で読み始めたら止まらなくなってしまったのが以下の本です。</p>
<p>■ <a href="https://www.shinchosha.co.jp/book/611130/" target="_blank">広尾晃『高野連』</a></p>
<p>タイトルこそ「高野連」ですが、この組織について正面から取り上げたのは全６章のうちの２章くらい。残りは高校野球をめぐる最近の問題のあれこれを、取材で得たネタとともに書かれたものです。</p>
<p>一般的にあまり良いイメージのない（？）高野連ですが、実際は権威がありながら予算不足であり、ガバナンスがうまくいっておらず、その実態は意外と地味であることがわかります。</p>
<p>日本の組織経営の問題点が浮かび上がってきており、まるで旧軍の問題点を指摘した『失敗の本質』を読んだ時のような既視感がありました。</p>
<p>時代の変化に対応しきれていない高野連、というより高校野球は、この本の言うとおりだとすると、おそらく数年以内に末期的な状況に追い込まれてしまうのではと感じました。</p>
<p>個人的には高校野球を見るのは好きなのですが、読んでいて少しつらいものがありましたね。良書です、ぜひ。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
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■ <a href="https://www.misorajuku.jp/posts/58491580/" target="_blank">『戦争論 レクラム版』</a>（解説担当）クラウゼヴィッツ著　芙蓉書房出版<br />
■ <a href="https://www.chuko.co.jp/bunko/2017/12/206503.html" target="_blank">『なぜリーダーはウソをつくのか』</a>ミアシャイマー著、中央公論新社<br />
■ <a href="https://amzn.asia/d/grKAQur" target="_blank">『クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想』</a>マイケル・ハワード著、勁草書房<br />
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■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">『「スター・ウォーズ」</a><a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』</a>カヴァナー編著、文藝春秋社（★最新刊★）
</p></div>
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		</item>
		<item>
		<title>バックナンバー（2026年7月）</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=532</link>
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		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 15:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[バックナンバー]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=532</guid>
		<description><![CDATA[7月のバックナンバーです。  最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。  7/5　第83号 ハートランド vs リムランド 　▼ハートランドの挑戦 　▼リムランドの課題 　▼論文の弱点… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=532">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>7月のバックナンバーです。</p>
<p>最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。</p>
<p style="padding:10px;background-color: #f5f5f5"><b>7/5　第83号 ハートランド vs リムランド</b><br />
　▼ハートランドの挑戦<br />
　▼リムランドの課題<br />
　▼論文の弱点<br />
　▼地政学の難しさ<br />
　▼近況報告<br />
<br />
<b>7/12　第84号  通り道が変わると世界が変わる</b><br />
　▼ミャンマーの内戦<br />
　▼中国の介入<br />
　▼地政学から考える<br />
　▼大国にとっての通り道<br />
　▼近況報告<br />
<br />
<b>7/19　第85号 不都合な真実</b><br />
　▼ミャンマーの内戦<br />
　▼国軍の戦略<br />
　▼苛烈なやり方は効く？<br />
　▼内戦を終わらせた例<br />
　▼不都合な真実<br />
　▼近況報告<br />
<br />
<b>7/25　第86号 アメリカは同盟国を守れない</b><br />
　▼イランのレバレッジ<br />
　▼危機に陥る湾岸諸国<br />
　▼拡大抑止とは<br />
　▼アメリカの悲劇<br />
　▼近況報告</p>
<p>各記事の概要は、ブログの該当日に掲載しています。</p>
<p><a href="https://guccipost.co.jp/shop/products/list.php?category_id=22">配信はこちらからお願いします。</a></p>
<p><a href="https://guccipost.co.jp/blog/mokuyama/?cat=5">過去のバックナンバーはこちらをご覧ください。</a></p></div>
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		</item>
		<item>
		<title>アメリカは同盟国を守れない</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=528</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=528#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 25 Jul 2026 09:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=528</guid>
		<description><![CDATA[今週も色々と国際政治が動いていますが、注目すべきはやはりホルムズ海峡再封鎖に関する動き。とりわけ衝撃的だったのはこちらのニュースです。  ■ フーシ派、紅海でサウジタンカー攻撃と表明　石油輸送に懸念深まる（7/23 ロイ… ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=528">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>今週も色々と国際政治が動いていますが、注目すべきはやはり<b>ホルムズ海峡再封鎖に関する動き</b>。とりわけ衝撃的だったのはこちらのニュースです。</p>
<p>■ <a href="https://jp.reuters.com/world/us/D5QTISK7GFOLDGAMB75BSXYKMA-2026-07-22/" target="_blank">フーシ派、紅海でサウジタンカー攻撃と表明　石油輸送に懸念深まる</a>（7/23 ロイター）</p>
<p>最も重要なのは、この記事の冒頭にあるように、「<b>ホルムズ海峡の支配を試みるイランの動きと連動し、紅海でも石油輸送の要衝に混乱が生じるリスクが一段と高まった</b>」ことです。ホルムズ海峡のみならず、迂回ルートとして機能していたサウジアラビアの反対側の紅海のシーレーンまでが脅かされてきたのです。</p>
<p>これを受けてさっそく原油価格は上昇。中東産ドバイ原油のスポット価格（アジア向け原油市場の基準となる価格）は１バレル100ドルに迫る勢いとなっています。</p>
<p>■ <a href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB240WX0U6A720C2000000/" target="_blank">ドバイ原油・24日午前、上昇　98.30ドル前後</a>（7/24 日本経済新聞）</p>
<p>とはいえ、これまで日本を含む世界のマーケットは「ホルムズ海峡封鎖」という異常事態にも対応してきました。今後も大丈夫ではないかとの観測もあります。</p>
<p>たとえば以下のCNNの記事では、今回の戦争を機に世界経済のホルムズ海峡への依存度が下がるとして、時間の経過とともにイランのレバレッジが低下するという分析が示されています。時間はアメリカの側にあるということです。</p>
<p>■ <a href="https://edition.cnn.com/2026/07/24/politics/middle-east-energy-map-redrawn-pipeline-projects-mcgurk-vis" target="_blank">Iran weaponized the Strait of Hormuz. Now its neighbors are building around it</a>（7/24 CNN）</p>
<p>これは一見理にかなっているようにも思えます。しかし、そこまで楽観的にはなれないというのが私の考えです。その理由は２つあります。</p>
<p>今回は、まずこのホルムズ海峡をめぐる分析をお伝えします。その上で、メインテーマとして、このようなイランによる一連の攻撃によって明らかになってしまった「恐ろしい真実」についてお話します。大げさに聞こえるかもしれませんが、読んでいただければ、日本にとって決して看過できない話であることが分かるはずです。</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<div style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
アメリカは同盟国を守れない<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼イランのレバレッジ<br />
▼危機に陥る湾岸諸国<br />
▼拡大抑止とは<br />
▼アメリカの悲劇</p></div>
<p></b><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
近況報告<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
<p>「教育テレビ」だと古い言い方ですが、先日NHKの「Eテレ」の「真相の館」という番組に出演しました。具体的には、7月4日（土）の夜に放映された回です。</p>
<p>■ <a href="https://www.nhk.jp/g/ts/N8JX1V6V69/blog/bl/pvKpW8OqEd/bp/pkYLY9RRo3/" target="_blank">真相の館</a>（NHK Eテレ）</p>
<p>テーマは「地球温暖化」でした。私からは、北極海の氷が溶けて、そこに「新たな航路」というチャンスが生まれていることを解説しました。</p>
<p>撮影は渋谷のNHKのスタジオで１時間半かけて行われたのですが、合計20分ほどのコメントが使われていたようです。かなりの部分を使ってもらいました。</p>
<p>実は次回（9月放映予定？）の撮影もすでに終わっています。難しいテーマであったために、なんと４時間も（！）かかってしまいました。</p>
<p>詳細はまだ明かすことができないのですが、なんというか、NHKも私をこんな風に使うとは、ずいぶん無謀な挑戦をしているのだなぁとあらためて感じております（笑）。</p>
<p>ということで、もしご興味がありましたらぜひご覧ください。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
好評発売中の書籍<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</b></p>
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■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166615025" target="_blank">『認知戦：悪意のSNS戦略』</a>イタイ・ヨナト著、文春新書<br />
■ <a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">『「スター・ウォーズ」</a><a href="https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921075" target="_blank">に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』</a>カヴァナー編著、文藝春秋社（★最新刊★）
</p></div>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>不都合な真実</title>
		<link>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=521</link>
		<comments>https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=521#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 18 Jul 2026 23:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>副編集長　磯部徳教</dc:creator>
				<category><![CDATA[戦略論]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=521</guid>
		<description><![CDATA[今週も国際政治が大きく動いていますが、注目はやはりホルムズ海峡の再封鎖、そしてそこから見えてきた米・イランの合意崩壊です。  この件についてはやはり触れないわけにはいきませんね。まず以下の時事通信の記事をご覧ください。 … ... <a class="more" href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=521">続きを読む</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="section1"><p>今週も国際政治が大きく動いていますが、注目はやはり<b>ホルムズ海峡の再封鎖、そしてそこから見えてきた米・イランの合意崩壊</b>です。</p>
<p>この件についてはやはり触れないわけにはいきませんね。まず以下の時事通信の記事をご覧ください。</p>
<p>■ <a href="https://www.jiji.com/jc/article?k=2026071600826" target="_blank">ホルムズ封鎖「核より強力」　イラン、対米強硬姿勢崩さず</a>（7/17 時事通信）</p>
<p>ここで紹介されているのは、「イランが海峡封鎖を『核兵器より強力な武器』と認識した」という分析です。これは本メルマガでも繰り返し述べてきたことですが、シカゴ大学のロバート・ペイプ教授が提示する「エスカレーション・トラップ」の枠組みでいえば、米軍が最初に大規模な攻撃を仕掛ける「第一ステージ」の後に続く「第二ステージ」、すなわち「水平エスカレーション」（Horizontal Escalation）に当たるものです。</p>
<p>戦略系の研究者の間では、海峡封鎖は「さすがに核オプションと同じくらいのインパクトがあるからやらないだろう」という見方が一般的でした。しかし、２月末の攻撃で最高指導者を殺害されたことで、イランはすぐに「第二ステージ」、すなわち海峡封鎖に踏み切ったのです（以下の記事参照）。</p>
<p>・<a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=467">「トランプがはまる『ワナ』」</a>（5/10）</p>
<p>その後紆余曲折を経て、６月17日の「戦闘終結の覚書」（MOU）に至りましたが、そこから早くも米・イラン間で３度の武力行使（6月25〜26日、7月6〜8日、同月12〜14日）が発生、実質的にMOUは破綻しました。これがここ１ヶ月ほどの情勢ですね。</p>
<p>ここから何が起こるのかについては、複数のシナリオ分析などが提示されています。ただ本質的な観点から確実に言えるのは、「トランプ政権には良い選択肢が残されていない」ということです。</p>
<p>たとえば以下のCNNの記事では、膠着状態を打開するため、軍事オプション（カーグ島への地上部隊の展開など）が検討されているとのこと。もしこれが進めば、ペイプの「トラップ」における「第三ステージ」、すなわち「よりリスクの高い選択肢（地上作戦や長期の消耗戦など）を検討・実行し、泥沼化する段階」に移ることになります。</p>
<p>■ <a href="https://edition.cnn.com/2026/07/15/politics/trump-iran-military-options" target="_blank">Trump weighing options for expanding military operations in Iran</a>（7/16 CNN）</p>
<p>トランプ大統領はこれまで、軍事オプションを選択しながらも抑制的な態度をとり、陸上部隊の投入を避けてきました。それでも最終的には、（１）降伏（capitulation）あるいは（２）さらなる紛争激化（第三ステージへの移行）という、２つの「究極の選択」しか残されていないのが現実と私は見ています。</p>
<p>日本では幸いなことに、すでにペルシャ湾からのエネルギー資源の調達先を素早く変更する動きが進んでいます。同湾を回避するインフラ整備も政府が進めているようです。</p>
<p>■ <a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/ac67d3373bccfbcb9c0f5b496678b6b4837670cf" target="_blank">赤沢経産大臣 「脱ホルムズ」原油の安定調達でUAE国営石油会社CEOが商談？ 一方でアジアの電化進む兆し</a>（7/17 日テレNEWS）</p>
<p>ただし窒素やヘリウムなど、ペルシャ湾内から輸出される資源の重要性は変わっていません。このまま膠着状態が続けば、世界経済にも大きな影響が出ることは避けられないでしょう。</p>
<p>さて、そのような中で今週のテーマとして論じたいのは、<b>「それでも軍事力には効果がある」という実に居心地の悪い話</b>です。前回のメルマガで触れたミャンマーの例（以下の記事参照）を踏まえつつご説明します。</p>
<p>・<a href="https://odyssey.co.jp/blog/mokuyama/?p=518">「通り道が変わると世界が変わる」</a>（7/12）</p>
<p>※ここからは<b><a href="https://odyssey.co.jp/shop/">メルマガ</a></b>での解説になります。目次は以下の通りです。<br />
<b>
<p style="background-color: rgb(221, 235, 247); padding: 10px;">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
不都合な真実<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
<span><br /></span>▼ミャンマーの内戦<br />
▼国軍の戦略<br />
▼苛烈なやり方は効く？<br />
▼内戦を終わらせた例<br />
▼不都合な真実</p>
<p></b><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
近況報告<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</b><br />
先週、地方の陸自の某駐屯地で聞いた話を一つ。</p>
<p>ある自衛隊員の方が、2000年代初頭に、国連のPKOの関連でイスラエルとシリアの間に位置するゴラン高原に派遣されていた時のこと。</p>
<p>現地で活動（主に後方・兵站関連）をしていると、毎回必ず自分たちを監視している数人の男たちがいるそうで、どうやらシリアの秘密警察との噂。</p>
<p>しかも彼らは何かがあると「頼る」ことができるので、無理に巻いて逃げるよりも、むしろついてきてもらうほうが得策だったとのこと。</p>
<p>そこで色々と考えた結果、日本のスナックを渡しておこうということに。色々と試した結果、もっとも評判が良かったのが「柿の種」だったとか。</p>
<p>ポテトチップスなども試してみたようですが、一番人気は柿の種。地味ですがウケが良いようです。</p>
<p>何の役にも立たない情報かもしれませんが、話のネタとしてぜひ。</p>
<p><b>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
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