ODYSSEY Geopolitics & Business

2026/06/22 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(6/21~27)米・イランの覚書署名


サッカーワールドカップは日本がチュニジアを大差で撃破。開始早々のゴールから終始危なげなく、安心して見ていられましたね。本当に強い!グループステージ最終戦となるスウェーデン戦は金曜の午前8時。楽しみです。

さて今週は、米・イランの電撃的な覚書の署名です。今後の展望を含め、詳しく解説します。アンソロピックの問題を取り上げて欲しいとのリクエストをいただいたのですが、こちらは「近況報告」で説明しますので、ぜひご覧下さい。

【目次】

1.先週の動き
● 米・イランの覚書署名
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき

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先週の動き
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6/14(日)
・イスラエル軍がレバノンのベイルート南郊のヒズボラの本部を攻撃
・米・イスラエル首脳電話会談
・米・ロシア首脳電話会談
・トランプ大統領がイランと戦争終結の覚書で合意したと表明
・トランプ大統領がホワイトハウスで開催されたUFCの試合を観戦
・日英首脳会談(ロンドン)

6/15(月)
・G7サミット(エビアン、~17日)
・パキスタンのシャリフ首相が米国とイランは合意に達した、レバノンを含むすべての戦線における軍事作戦の即時かつ永久的な終了を宣言した、6月19日にスイスで署名式を行うと表明
・トランプ大統領がイランとの戦争終結の覚書は双方が署名済みで、6月19日の署名式後、ホルムズ海峡は完全に開放されると発言
・イランのガリババディ外務次官が米国との覚書の文言は最終決定し、6月19日にスイスで正式に署名されると表明
・イランのペゼシュキアン大統領が米国との覚書は重要な一歩としつつ、最終的な合意ではないと表明
・イランの最高安全保障委員会(SNSC)が米国との覚書の文言を最終決定したとタスニム通信が報道
・カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領の指示を受けた司法省の捜査対象になっていると表明
・EU外相会合(ルクセンブルク)
・日・イタリア首脳会談(ローマ)

6/16(火)
・トランプ大統領と高市首相が5分間懇談(エビアン)
・日仏、日・ブラジル首脳会談(同)
・仏印首脳会談(ニース)
・トランプ大統領が6月11日に国防生産法を発動していたことが判明
・米国防総省がインド太平洋軍の名称を「太平洋軍」に変更すると発表
・パテルFBI長官が6月14日にホワイトハウスで開催されたUFCの試合を狙った攻撃計画を事前に阻止し、容疑者らを逮捕したと発表
・FOMC(~17日)
・中・ミャンマー首脳会談(北京)

6/17(水)
・トランプ大統領がイランとの戦闘終結の覚書に署名(ベルサイユ宮殿)
・イランのペゼシュキアン大統領が米国との戦闘終結の覚書に署名(テヘラン)
・米政府高官がイランとの戦闘終結に向けた14項目の覚書全文を公表
・イラン外務省のバガイ報道官がホルムズ海峡の通航についてイランとオマーンが協力して管理すると表明
・米印首脳会談(エビアン)
・ウォーシュFRB議長の記者会見
・中・イラン外相電話会談
・ロシア・ASEAN首脳会議(カザン、~18日)

6/18(木)
・米中央軍がイラン港湾を出入りする船の封鎖を停止したと表明
・ヴァンス副大統領がイランとの戦闘終結の覚書に対するイスラエルの反発を批判
・イランのモジタバ最高指導者が米国との戦闘終結の覚書を承認したと表明
・NATO国防相会合(ブリュッセル)
・EU首脳会議(同、~19日)
・英下院の補選(労働党のバーナム・マンチェスター市長が勝利)

6/19(金)
・ジューンティーンス(米奴隷解放記念日)
・6月19日にスイスで予定していた米国とイランの対面協議が延期されたとスイスが発表
・イスラエルとヒズボラが停戦で合意したとの報道
・イラン軍の中央司令部がホルムズ海峡を封鎖すると発表

6/20(土)
・イスラエル軍がレバノン南部を空爆

●米・イランの覚書署名

トランプ大統領とイランのペゼシュキアン大統領は、それぞれベルサイユ宮殿とテヘランで「イスラマバード合意覚書(Islamabad Memorandum of Understanding)」に署名しました。覚書は14項目からなり、全文が公開されています。

本メルマガではかねてより、米・イランの合意は6月中に実現すると述べ、前回の記事(以下のリンク参照)でも、今週中に実現する可能性が高いと指摘していました。合意のタイミングは予想より少し早かったものの、当初からの見通しに沿った結果となりました。

「米・イランの和平交渉」(6/15)

覚書を通じた合意を受け、米中央軍は、イランの港湾を出入りする船舶への封鎖を停止したと発表しました。イランのモジタバ最高指導者も、覚書の締結については「異なる考え」を持っていたものの、最終的には承認したとの声明を発表しました。覚書署名の発表後、ホルムズ海峡を通過する船舶は増えました。

スイスでの米・イランの対面協議は当初、6月19日に予定されていましたが、延期された後、21日から開始されると発表されました。すでにイランのガリバフ国会議長、アラグチ外相、米国のウィトコフ中東特使、クシュナーが現地入りしたと報じられており、ヴァンス副大統領もこれから参加する可能性が取り沙汰されています。

ところが、イラン軍の中央司令部が突然、ホルムズ海峡を封鎖すると発表しました。レバノンにおける停戦違反と、米国の義務不履行への対抗措置と説明しています。イスラエルはその直前にヒズボラと停戦で合意したと報じられていましたが、イランの発表後、レバノン南部への空爆を行いました。

情勢は流動的であり、本メルマガ配信時点でも新たな動きが起きているかもしれません。以下では、現時点(日曜朝)の情報に基づき、米・イラン合意のポイントと今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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※メルマガをご覧下さい。

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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。

※メルマガをご覧下さい。

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あとがき
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血と汗とカネにまみれたトランプ氏主催の「金網マッチ」(6月16日付WSJ)

イランとの交渉の真っただ中で行われたホワイトハウスでの総合格闘技イベント。

私自身、格闘技は好きですし、偏見はないつもりですが、それにしても記事にあるとおり、いかにも「興行」。「クロー」と呼ばれる巨大なケージやラウンドガールも含め、公金を使って公の場で開催すべきものなのかという論争が起きるのもうなずけます(トランプ大統領とこれまた縁の深い、プロレスではなかっただけまだマシだったでしょうが)。

また、もともとは7月4日の独立記念日に開催されると言われていましたが、最終的には6月14日に変更されました。ホワイトハウスは、「国旗の日」とトランプの誕生日が重なったためと説明していますが、主眼が後者にあったことは明らかでしょう。これまた「王」を喜ばせるための催しのような趣きで、公私混同感が否めません。

それはそれとして、トランプももう80歳。第1期政権が始まった時点でも70歳で、当時ですらかなり高齢という印象がありましたが、それから約10年が経った後もまだ現役を張っていることになろうとは、思いも寄らないことでした・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。

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