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2025/12/08 06:30  | メルマガ |  コメント(0)

第334号 動き出した日銀


いよいよ今週はFOMC開催です。12月はFRBだけでなく、日銀、ECB、BOE、RBAと様々な中央銀行で金融政策の発表が予定されています。そんな中、日銀が色々と動きを見せています。今週は米国経済統計に加えて、日銀の動きについてもウォッチします。どうぞお付き合いください。

●先週のマーケット
●プロローグ
・トランプ重大発表
●今週の米国経済統計(予想)
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. ISMインデックス
 ・ISM製造業 11月
 ・ISMサービス業 11月
2. 米雇用関連データ
 ・ADP雇用報告11月
 ・チャレンジャー&グレイクリスマス
 ・新規失業保険申請件数
3. 米年末商戦2025
4. 動き出した日銀
5. 継続利上げへの地均し
●あとがき

それでは、さっそくまいりましょう。

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あとがき
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いよいよ2025年のマーケットも12月に突入。先週の米国株式は12月FOMCでの利下げが濃厚となる中、ここまでAIトレードにより一部の企業に資金が集中する、極端に歪められた動きの是正が進み、幅広い銘柄が買われ堅調に推移しました。

一方で日本株は、そんな堅調な米国株の動きに下値は支えられながらも、日銀の12月利上げが濃厚となり戻り売りに抑えられ身動きが取れない展開が続いている。日本は利上げ、米国は利下げ、という相反する金融政策が予想されていますが、それも12月半ばには出揃ってくる。そもそも、市場的には例年感謝祭を過ぎると年内は終わりに向かっていく。新たなポジションを積極的につくるというより、これまでのポジションのクローズを考えていく動きが大勢となってきて、徐々に流動性も下がっていく。

しかし今年は、そんなタイミングで日米の金融政策が動く可能性が極めて高い。なんとも目の離せない2025年の締めくくりとなりそうです。

さて、そんな流動性の低い市場環境ではいろんなヘッドラインが市場を揺さぶりますが、先週SNSを中心に「パウエル、FRB議長を辞任!」というニュースが流れました。12月1日にパウエル議長が緊急会合の席上で辞任を発表する、というものです。

正直いってアホらしいのでどうでもいい話題ですが、そもそも辞任するならもっと早く辞任しているでしょうし、ここまでトランプの辞任要求に耐え、法的に辞任させられることはないと明確になった今、辞任する理由はない。そもそも、パウエル議長の仕事を見てもこのタイミングで辞めるほど無責任な人物ではないことは明らかでしょう。あとで調べるとこの情報、某投資界隈から出てきたもので、それだけでも信ぴょう性が低いといえますが、おそらく市場のボラティリティを狙ったものなのではないでしょうか。いずれにしても情報の出どころには注意しつつ、アホらしい情報にはくれぐれも振り回されないようにご注意ください。

さて、Salt年末恒例の行事の一つに、冬至の日に穴八幡宮(東京早稲田)で一陽来復のお守りを頂くこと、というのがあります。

冬至は一年で最も昼が短く、夜が長い日であり、一陽来復はその日から陽の力が復活し、運気が上向くことを表します。穴八幡宮では、冬至から節分までの間、金銀融通の「一陽来復」御守りを配るので、これをいただき、その年の恵方に向けて部屋の高い場所にお祀りするのです。ご利益は「お金繰りが良くなる」ということで、毎年沢山の人が詰めかけます。

お金繰りが良くなっているかは置いておいて(笑)、1年健康に仕事ができ何とかやってこられたことに感謝して、また翌年も見守って行く先を照らしていただきたいと、神頼みに行こうというわけです。今年は22日(月)、興味のある方はぜひ!

今週もここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。今週も元気で良い1週間をお過ごしください。

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