2026/09/05 18:00 | 戦略論 | コメント(0)
なぜロシアに魅了されるのか
今週も色々と国際政治が動いておりますが、やはり気になるのはトランプ大統領の動向です。すでにご存知の方も多いと思いますが、カナダとの国境にある五大湖の一つ、オンタリオ湖を「アメリカ湖(Lake America)」と一方的に改名したことには、さすがに驚かされました。
■ オンタリオ湖の「アメリカ湖」改称、6割が反対 米世論調査(9/3 日本経済新聞)
しかし上記記事によれば、米国内の世論調査で6割が「反対」を示した一方、逆に言えば4割近くが「賛成」もしくは「無回答」という形で容認的な態度を示しているとのこと。興味深いです。
客観的に見れば、トランプ大統領の行動は異常で、第三世界に多い独裁者によくみられるようなものと思いますが、それでもかなりの割合のアメリカ人がある程度は賛成しているのです。日本はこれまでアメリカがリードしてきた西側世界を基本的に支持してきましたが、こうした結果を踏まえて今後を考えると、暗澹たる気持ちになることは否めません。
もちろんこの背景には、トランプ自身がカナダと貿易問題をこじらせていることがあります。ただトランプ大統領の健康問題も各所で取り沙汰されており、以下のワシントン・ポストの記事などは、第二期政権に入ってから体重が9キロ増えて238ポンド(約108kg)に達したとのことで、医師たちから「重大な健康リスクがある」とも報じられています。
■ Doctors say Trump’s weight poses a significant health risk(8/23 The Washington Post)
夜中に自分のSNSのアカウントで突然「アメリカ歴代最高の大統領」とする写真をポストしたりしていますが、イランとの戦争がうまく行っていないことをごまかそうとしているように見えます。「地政学リスク」とは、安全保障問題が金融関連のマーケットに影響を与えるリスクですが、ここまでくるとトランプ大統領こそが「2026年の最大の地政学リスク」でしょう。
かくして我々は相変わらず不安定な毎日を過ごすことになりそうです。ただあえて今回は、いつもと少し趣向を変えて、「認知戦」に関する話題を取り上げたいと思います。
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。
なぜロシアに魅了されるのか
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▼ロシアの過大評価
▼ロシアがしかける「認知戦」
▼「信じたいもの」を利用せよ
▼「事実」よりも「イメージ」
▼どう防げばいいのか
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近況報告
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免許を更新してきました。
私は神奈川県在住なので、免許に関わることは昔から相鉄線沿いの二俣川運転免許センターに行くのが定番ですが、久しぶりに訪れて驚いたのは、同センターの施設がキレイになっていたこと、そして諸々の手続きの「電子化」が進んでいたことでした。
更新手続きを終えると、最後に免許を受け取るまでに大きな教室に集められて「講習」を受けることになるわけですが、そこで以前から気になっていた講師の方々に「あなたは何者なんですか?」と不躾なインタビューをしてみました。
話を伺ってみると、やはりほとんどが警察のOBの方々ですが、どうやらそれ以外の業界出身者の方も講師を務めているとのこと。そして講師になるには当然ながら資格が必要になるそうです。
免許センターでそのようなことをわざわざ聞いてくる人間はいないようで、なぜ聞いてくるのかと、異様に警戒されたのが逆に印象的でした。
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好評発売中の書籍
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■ 『世界最強の地政学』文春新書
■ 『新しい戦争の時代の戦略的思考』飛鳥新社
■ 『サクッとわかる ビジネス教養 新地政学』新星出版社、改訂版
■ 『やさしくわかるエネルギー地政学』小野崎 正樹、技術評論社
■ 『戦争論 レクラム版』(解説担当)クラウゼヴィッツ著 芙蓉書房出版
■ 『なぜリーダーはウソをつくのか』ミアシャイマー著、中央公論新社
■ 『クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想』マイケル・ハワード著、勁草書房
■ 『地政学:地理と戦略』コリン・グレイ&ジェフリー・スローン編著、五月書房新社
■ 『戦争の未来』ローレンス・フリードマン著、中央公論新社
■ 『インド太平洋戦略の地政学』ローリー・メドカーフ著、芙蓉書房出版
■ 『戦争はなくせるか』クリストファー・コーカー著、勁草書房
■ 『デンジャー・ゾーン』マイケル・ベックリー&ハル・ブランズ著、飛鳥新社
■ 『スパイと嘘』アレックス・ジョスキ著、飛鳥新社
■ 『アジア・ファースト』エルブリッジ・コルビー著、文春新書
■ 『認知戦:悪意のSNS戦略』イタイ・ヨナト著、文春新書
■ 『「スター・ウォーズ」に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲』カヴァナー編著、文藝春秋社(★最新刊★)
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