2026/02/23 06:30 | by Konan | コメント(0)
Vol.310: 10~12月期GDP
祝日でもあり、今回は本当に軽めに、16日に公表された昨年10~12月期GDPについて。プラス成長になったものの勢いに欠け、この日は株価も少し下がりました。
・成長率は前期比+0.1%(年率換算+0.2%)。7~9月期のマイナス成長(前期比-0.7%)から持ち直したとは言え、事前のエコノミスト予想を下回る寂しい結果でした。内需、外需とも寄与度が+0.0%で、特徴に欠ける数字ともなりました。
・前期比では、民間最終消費支出が+0.1%、設備投資が+0.2%、住宅投資が+4.8%。個人消費は実質賃金マイナスが続く中で力強さを欠き、設備投資も今一歩。住宅投資は法改正に伴う振れによるものです。公的需要は-0.2%。予算はしっかり確保されているので、執行面の波ですね。
・輸出、輸入とも前期比-0.3%。輸出は、中国向けの弱さとGDP統計で輸出に計上されるインバウンド消費の減速が指摘されます。要は中国要因です。
・民間在庫変動の寄与度が-0.2%あり、これがなければ全体の前期比年率は1%台。在庫取り崩しは、先行きの経済の重石を除く意味を持ち得るので、そうなることを期待します。
・2025年暦年のGDP成長率は、名目+4.5%、実質+1.1%。実質は2024年-0.2%の後、盛り返した格好で、+0.5%程度と言われる潜在成長率を少し上回る感じでしょうか。名目GDPの伸びは、高市政権の積極財政を支える税収増に結び付きます。ただ、実質成長率が伸びず、物価(デフレーター)の上昇で名目成長率が引き上げられる構図は好ましくありません。高市政権の政策が、民間企業の国内投資を本当に呼び込んでいくのか、掛け声倒れの無駄な財政支出に終わってしまうのか、選挙圧勝後のこれからがまさに正念場です。
今回はこの辺で。
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