2026/01/12 06:30 | by Konan | コメント(0)
Vol.304: 今年の日銀
今年の初号となります。遅まきながら本年もよろしくお願いします。
ベネズエラの件で波乱含みのスタートとなった丙午の今年。日銀はどう動くのか?昨年12月の利上げ後も、緩和的な金融環境は続きます。政策金利から物価上昇率を差し引くことで求められる実質金利は明らかなマイナス。また、日銀として中立金利水準の明確化は避けていますが、それでも現在の0.75%が中立金利より低いと考えている雰囲気は、植田総裁の会見や講演から漂います。年内利上げがあることは間違いないと思います。
問題は「何回か」「次回はいつか」です。いろいろなアナリストの予想をみましたが、何回かについては1回ないし2回、次回のタイミングについては4月、6月、7月辺りの見方が多いと感じます。
私は「次回は6月の気がするが、年内1回で終わってしまうかもしれない」との予想です。6月については、シンプルに「半年に1度」と考えました。12月利上げの半年後は6月会合になります。春闘の結果や企業の2026年度収益見通しも明確になり、これらが利上げの根拠になります。
ただ、この利上げで政策金利が1%に達した後、その次があるのか?無いかもしれないと思う理由は次の2点です。
まず、日銀が明確に示さないとはいえ、政策金利が1%に達すると、中立金利の射程圏内に入ってくるだろうということです。「1回で終わる」との私の予想が外れるにしても、今まで以上に利上げを焦る必要はなくなるはずです。
次に、FRB議長交代の影響を気にしました。議長がトランプ大統領の意中の人になるとしても、信じられないような利下げを行い続けることは難しいと思います。それでも利下げはあるでしょう。そうなると、さらに日米金利差は縮まり、円安圧力は後退します。円安に配慮した利上げの必要性もなくなってきます。
日本経済は、賛否両論あるとはいえ積極財政に下支えられ、落ち込みは回避できると思います。このため、少なくとも1回の利上げを躊躇する必要はありません。ただ、何となく今年2回の利上げを行う勢いが日銀には無いような気がしています。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
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