2026/04/06 06:30 | メルマガ | コメント(0)
第352号 混沌とするイラン情勢に追い込まれるトランプ
●プロローグ
●先週のマーケット
●今週の米経済統計(予想)
●先週の米経済統計(結果)
●経済統計分析
1. CB消費者信頼感 3月
2. 米小売売上 2月
3. 雇用関連
・JOLTS 2月
・ADP雇用報告 3月
・新規失業保険申請件数
4. 米雇用統計 3月
・雇用統計総論
●注目テーマ
〇追い込まれるトランプ
・米国の優位性
●あとがき
●プロローグ
ここのところ毎週末、イラン情勢が緊迫したりと週末のリスクが意識されてきたが、この週末は静かなように感じた。
それもそのはずで、先週のあとがきでふれたように、欧米諸国はイースター休暇となっている。週明け月曜日もイースターマンデーにあたり、日本では馴染みがないが世界のキリスト教圏では重要な行事にあたる。また、ユダヤ教で最も重要とされる過越祭(パスオーバー)の期間に入り、宗教イベントの真っ最中であり、日本人にはわかりづらいが、それぞれの宗教圏の人々にとっては重要なイベントだ。
他のことをやっていると不敬ともいえるため、この週末が静かなのも無関係ではないだろう。実際、先週水曜日あたりから市場の流動性は低下してきており、多くの人が市場から離れていることが感じられた。そんな宗教イベントを控えた先週、米国の姿勢に変化が見られたイラン情勢の話は後半で、雇用関連を中心に米国経済指標も発表されているのでしっかり見ておきたい。さっそく始めよう。
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あとがき
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3月も終わりの株式市場の月間パフォーマンスはそれぞれ、日経平均(-12.2%)、TOPIX(-10.3%)、NYダウ(-5.3%)、S&P500(-5.0%)、ナスダック(-4.8%)と軒並み日米の主要指数は下落した。日本市場に対して米国市場の方が比較的堅調なのは、以前にも書いたように、エネルギーを自給できるかどうかの差であると思われ、やはり原油がカギを握っている。
その原油価格は、記録的な急騰があり、原油でアジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格は1カ月で+83.5%と急騰し、一時1バレル=169ドルという歴史的な高値を記録。これは2008年の史上最高値(約147ドル)を大きく塗り替える水準だった。また、原油の主要指標である、WTI先物も+55.3%と上昇し、一時1バレル=119.47ドルの最高値を付けている。
そんな原油価格上昇に対し、片山財務相が価格を抑えるために原油先物市場への介入を検討しているとの報道を目にした。原油を自給できない日本が原油先物で介入するとか、正直、目を疑った。先物を売るという意味をわかっているのだろうか?原油介入自体は価格を下げると思うが、介入した後どうするのか?ホントにしようとしているのであれば正直、金融音痴も甚だしい。
介入はともかく、原油価格の高騰で、インフレ懸念が再燃し、米国債市場では、10年債利回りが4.4%台へ上昇、国内でも原油高に起因するインフレ警戒から債券売りが優勢となり、10年債利回りは一時2.1%台後半まで上昇している。本文でも触れているが、このイラン情勢次第で、月末の主要国の金融政策も影響を受けざるを得ない。引き続き注視していきたい。
春めいてきているのはよいとして、気温の変化が激しいからか、体調を崩す人が増えていますね。かくいう私も、ちょっと喉など変な感じがします。皆さんもくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
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