ODYSSEY Geopolitics & Business
オデッセイのご紹介 世界情勢、政治、経済金融に関する最先端の情報をお届けする、地政学ビジネスメディアです。
BS日テレ「深層ニュース」に出演しました。 「ミュトス」の提供停止命令などについて解説しました。
オンラインセミナー 石井順也さん×吉崎達彦さん、安田佐和子さん、峯村健司さん、奥山真司さん。次回の開催もお楽しみに。
オンラインサロン 世界情勢、政治、経済・金融を学べるサロン。石井さんたちといつでも話せます。ただいま新規メンバー募集中!
今週も色々と国際政治が動いていますが、注目すべきは連休明けに実現する、米国での米中首脳会談でしょう。なんとトランプ大統領自身が習近平国家主席を空港まで出迎えるとのこと。
■ 習近平氏訪米は異例の厚遇へ トランプ大統領自ら出迎え(9/18 共同通信)
これはかなり力の入った歓迎姿勢を示すものです。5月の訪中での首脳会談が目立った成果を残せなかったことを考えると、大統領は今回こそはと期待を高めているのかもしれません。
その一方で、足元の対イランの軍事作戦の惨状が徐々に明らかになりつつあります。以下の記事では、米側も大きなダメージを受けていたことがわかります。
■ 対イラン作戦の戦費5兆90…
[ 2026/09/19 18:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いておりますが、やはり中東のペルシャ湾周辺の情勢でしょう。今週起きた出来事は世界経済を巻き込み、日本にもかなり影響が出てきそうな流れになっています。
まず気になるのは、フーシ派がイエメンの紅海沿岸の港を掌握したという報道です。ご存知のように、フーシ派は2015年から続くイエメン内戦で勢力を伸ばしている、イランの支援を受けているとされるシーア派の軍閥です。
■ フーシ派が海峡周辺掌握 イエメン沖ホルムズ代替路(9/11 共同通信)
フーシ派は、2023年10月のハマスによる襲撃以降、反イスラエルの立場から紅海に向けて対艦弾道ミサイルを発射するなど、「イスラエル向け」…
[ 2026/09/15 09:00 ] コメント(0)
こんにちは、奥山真司です。
このたび、メルマガ「戦略論から見た世界」を始めることになりました。
日本では珍しい「地政学・戦略学者」を名乗って活動していますが、基本的には大学や政府機関で教えたりしている、ちょっと特殊な分野を学んできた学者です。
そもそもの専門は、国際政治を地理をベースに戦略的に見る「地政学」ですが、それ以前から日本には国際政治を冷酷に見る目や、それをベースに政策を考える視点がないことが気になっていました。
とりわけ海外メディアを毎日チェックする中で、日本の情報空間には、戦略的にものを見る目がないことに不満を感じるようになったのです。…
[ 2024/11/01 00:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いておりますが、やはり気になるのはトランプ大統領の動向です。すでにご存知の方も多いと思いますが、カナダとの国境にある五大湖の一つ、オンタリオ湖を「アメリカ湖(Lake America)」と一方的に改名したことには、さすがに驚かされました。 ■ オンタリオ湖の「アメリカ湖」改称、6割が反対 米世論調査(9/3 日本経済新聞) しかし上記記事によれば、米国内の世論調査で6割が「反対」を示した一方、逆に言えば4割近くが「賛成」もしくは「無回答」という形で容認的な態度を示しているとのこと。興味深いです。 客観的に見れば、トランプ大統領の行動は異常で、第三世界に多い独裁者に…
[ 2026/09/05 18:00 ] コメント(0)
8月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 8/1 第87号 デモは効くのか ▼抗議デモの理論 ▼暴力は嫌われる ▼結局は政治 ▼本の紹介 8/10 第88号 アジアへのピボットはまだ? ▼シフトしない現実 ▼なぜシフトは起きないのか ▼中国のプロービング ▼必要なのは真珠湾? ▼本の紹介 8/18 第89号 なぜアメリカは戦争で負け続けているのか ▼アメリカは負け続けている ▼弱い国の方が強い? ▼弱者の戦略 ▼日本がとるべき戦略 ▼近況報告 8/23 第90号 弱者が強くなった世界 ▼2つ…
[ 2026/09/01 00:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いています。ネパールの大洪水もありますが、やはり気になるのはロシアに関する動き。きっかけとなったのは、アメリカのラトクリフCIA長官がロシアの首都モスクワに非公式の「弾丸ツアー」を行ったことです。 ■ CIA長官のモスクワ訪問、NATO攻撃を控えるよう警告する目的 イラン支援停止も促す(8/28 CNN) ラトクリフ長官はロシア側に対し、NATO(北大西洋条約機構)領域への攻撃を行わないよう直接警告したとのこと。イランについてはアメリカが経済的圧力を強めているところですが、同国への軍事・経済支援を取りやめるよう促す狙いがあったとも言われています。 興味深いのは、2…
[ 2026/08/30 08:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いていますが、気になるのは日本周辺がにわかにきな臭くなってきたことです。たとえば中国が沖縄の帰属に疑問を呈した以下の記事です。 ■ 中国、日本の沖縄帰属に「疑義」 フィリピンにも類似主張(8/20 共同通信) 「専門家は政治や社会の不安定化を狙う『認知戦』の一種だと指摘する」とのコメントが掲載されています。しかし、ここまで大っぴらにやる中国側のやり方は、実に雑だと感じますね。 このような日本人から見たらあり得ない主張をすれば、かえって中国に対する警戒感が強まるでしょう。もっとも逆に見れば、これほど雑な主張でも日本人は屈服すると北京側が考えている、という証拠とも受け…
[ 2026/08/23 19:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いていますが、今週はなんといっても日本にとって決定的なことが起こりました。プーチン大統領が突然、日本の北方領土の一部である択捉島を訪問したのです。 ■ プーチン大統領の北方領土初訪問、その真の狙いは? 専門家が読み解く「軍事拠点」としての価値と領土問題の行方(8/16 ABEMA TIMES) 当然ながら日本国内では反発が起こり、高市首相もすぐに「日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と強く抗議しました。これまでロシアとの接近を模索していた高市政権としては当然の対応でしょう。 これに関して、さっそく一部議員や識者たちからは「日本との関係の仕切り直…
[ 2026/08/18 15:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いていますが、やはり中東情勢ですね。トランプ大統領は「イランとの戦争はまもなく終結し、ミサイルの備蓄もまだ大量にある」と主張しました。 ■ トランプ氏、イランとの戦闘「近く終結」 米軍「大量の弾薬保有」(8/7 ロイター) これは主として、「米軍のミサイルが枯渇している」という、最近の米大手メディアなどの報道に対するカウンターの意味があると考えられます。 ■ Crucial US missile stockpiles 'extremely low,' official says(8/7 abcNEWS) この報道の元ネタは、アメリカ大手シンク・タンクであるCSI…
[ 2026/08/10 17:00 ] コメント(0)
今週も国際政治が大きく動いていますが、やはり中東情勢ですね。本メルマガでも以前から述べているように、米・イラン関係は悪化しており、本日に至っては、なんとイランが米軍基地を置く友好国のクウェートに対して攻撃を仕掛けたというニュースが入ってきています。 ■ イラン、クウェートの航空基地を攻撃 国営メディアが報じる(7/31 CNN) その合間に、日本では7月28日の午後に熊本で震度7の大地震が発生しました。 自衛隊も出動する大災害となっていますが、実は私も、昨年、今回災害派遣(災派)で出動している部隊が所属する駐屯地で講演を行ったり、論文指導をした学生が熊本の司令部で勤務しているといった縁もあ…
[ 2026/08/01 19:00 ] コメント(0)
7月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 7/5 第83号 ハートランド vs リムランド ▼ハートランドの挑戦 ▼リムランドの課題 ▼論文の弱点 ▼地政学の難しさ ▼近況報告 7/12 第84号 通り道が変わると世界が変わる ▼ミャンマーの内戦 ▼中国の介入 ▼地政学から考える ▼大国にとっての通り道 ▼近況報告 7/19 第85号 不都合な真実 ▼ミャンマーの内戦 ▼国軍の戦略 ▼苛烈なやり方は効く? ▼内戦を終わらせた例 ▼不都合な真実 ▼近況報告 7/25 第86号 アメリカは同…
[ 2026/08/01 00:00 ] コメント(0)
今週も色々と国際政治が動いていますが、注目すべきはやはりホルムズ海峡再封鎖に関する動き。とりわけ衝撃的だったのはこちらのニュースです。 ■ フーシ派、紅海でサウジタンカー攻撃と表明 石油輸送に懸念深まる(7/23 ロイター) 最も重要なのは、この記事の冒頭にあるように、「ホルムズ海峡の支配を試みるイランの動きと連動し、紅海でも石油輸送の要衝に混乱が生じるリスクが一段と高まった」ことです。ホルムズ海峡のみならず、迂回ルートとして機能していたサウジアラビアの反対側の紅海のシーレーンまでが脅かされてきたのです。 これを受けてさっそく原油価格は上昇。中東産ドバイ原油のスポット価格(アジア向け原油…
[ 2026/07/25 18:00 ] コメント(0)
今週も国際政治が大きく動いていますが、注目はやはりホルムズ海峡の再封鎖、そしてそこから見えてきた米・イランの合意崩壊です。 この件についてはやはり触れないわけにはいきませんね。まず以下の時事通信の記事をご覧ください。 ■ ホルムズ封鎖「核より強力」 イラン、対米強硬姿勢崩さず(7/17 時事通信) ここで紹介されているのは、「イランが海峡封鎖を『核兵器より強力な武器』と認識した」という分析です。これは本メルマガでも繰り返し述べてきたことですが、シカゴ大学のロバート・ペイプ教授が提示する「エスカレーション・トラップ」の枠組みでいえば、米軍が最初に大規模な攻撃を仕掛ける「第一ステージ」の後に…
[ 2026/07/19 08:00 ] コメント(0)
奥山真司
カナダ&英大卒。戦略学博士(PhD)。著書『地政学』のほか、C.グレイ著『現代の戦略』、E.ルトワック著『ラストエンペラー習近平』、L・フリードマン『戦争の未来』、ブランズ&ベックリー『デンジャー・ゾーン』など。 メルマガのご紹介 バックナンバー メルマガ配信登録
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