ODYSSEY Geopolitics & Business
【NEW!】年末特別企画、今年も開催! 世界情勢オンライン講演会(12/27) トランプ政権復活から1年。これから世界はどうなっていくのか?
【NEW!】12月29日開催決定! 今回はASEANに詳しい牛山隆一さんと石井順也さんが参戦。 スナック峯村への参加についてはこちら。
オンラインセミナー 石井順也さん×吉崎達彦さん、安田佐和子さん、峯村健司さん、奥山真司さん。次回の開催もお楽しみに。
オンラインサロン 世界情勢、政治、経済・金融を学べるサロン。石井さんたちといつでも話せます。ただいま新規メンバー募集中!
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18・19日に開催される日銀金融政策決定会合。報道では、利上げ実施が既定路線になっていますが、その最後の関門となった短観が15日に公表されました。また、2026年度賃上げスタンスの動向という文書も公表されました。この類の文書の公表は、恐らく初めてと思います。 これらを見る限り、利上げへの障害は無くなったと言えます。敢えて言えば、利上げが行われないのは、予期せぬ市場の激変が金曜日までに世界を襲うケースでしょうか。 短観の主なポイントは以下の通り。いずれも利上げをサポートする材料です。 ・業況判断の改善:もっとも注目される製造業大企業では、前回14から今回15に改善。また、全産業全規模合計も…
先週も色々と国際政治が動いていましたが、地政学・戦略関連のトピックでいえば、やはり注目は、トランプ政権が現地時間12月5日に発表した2025年度版の「国家安全保障戦略」(NSS)ですね。 ■ 米安保戦略「トランプ版モンロー主義」 国益優先、西半球対応に重点(12/5 日本経済新聞) 日本ではこの記事にもあるように、「トランプ版モンロー主義」とでも言える西半球(南北アメリカ)重視の姿勢が打ち出されていながら、アジアにからむところでは意外なほど中国には厳しい態勢をとっていることから、「とりあえず一安心」という意見も多いようです。これは拙訳『アジア・ファースト』の著者で現国防省ナンバー3のエルブ…
12月も折り返し、あっという間に時が過ぎていく、まさに師走を体感しています。 主要中銀の動きが目白押しの今月、先週はFOMC、そして今週は日銀とイベントが詰まっています。今回は、FOMCを振り返りつつ、日銀についてはこれまでの本メルマガで取り上げてきたことを軌道修正しつつ会合に備えます。ぜひお付き合いください。 ●先週のマーケット ●今週の米国経済統計(予想) ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. 米雇用関連データ ・JOLTS 10月 ・新規失業保険申請件数 2. 12月FOMC ・FOMC statement ・経済予想サマリー(SEP) ・ドットチャート ・…
日銀金融政策決定会合が迫ってきました。今回は、先週Saltさんが触れられた中立金利について、簡単におさらいします。 中立金利は、経済の実力に見合う、高過ぎることも低過ぎることもない、頃合いの良い政策金利と理解しておけば良いと思います。米国では、先日のFOMCの際に出されたSummary of Economic Projectionsの中で、Federal funds rateに関するLonger runの中央値が3.0%とされ、これがFOMCメンバーがみる中立金利の水準と認識されています。また、ユーロ圏ではこのところECBが政策金利を2.15%に据え置いていますが、ラガルド総裁の説明をみると…
もう12月も中旬となり、今年も残すところわずかですね。お忙しい方も多いと思いますが(私も同様です)、あと2週間、体調に気をつけながら頑張りましょう。 さて今週は、トランプ政権の対中技術政策の転換を取り上げます。日本ではあまり報道されていないように思いますが、今後の米中関係を展望する上で極めて重要なテーマの一つです。専門的で複雑な領域ではありますが、できるだけ分かりやすく解説します。 ウクライナ情勢についても詳しく書きたかったのですが、先週も多忙を極めてしまい、申し訳ありません、今回も持ち越しとなりました。さまざまな動きがあり、お伝えしたいことは山ほどありますので、しばらくお待ちください…
沖縄本島南東沖の西太平洋の公海上空で12月6日午後、中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が、対領空侵犯措置に当たっていた航空自衛隊のF15戦闘機に断続的にレーダーを照射しました。 ■ 中国軍戦闘機が自衛隊機にレーダー照射 強く抗議 小泉防衛相(12/7 NHK) 高市総理の国会答弁をきっかけに中国側が激しく反発し、外交的緊張が一気に高まりました。そして、これまで本メルマガで指摘している通り、日中間の対立は激化を続けています。 しかし、そもそもなぜ、日中関係がここまで急速に険悪ムードになったのでしょうか。この反応の“温度”を正しく理解するには、習近平氏にとって台湾とは何か──この…
いよいよ今週はFOMC開催です。12月はFRBだけでなく、日銀、ECB、BOE、RBAと様々な中央銀行で金融政策の発表が予定されています。そんな中、日銀が色々と動きを見せています。今週は米国経済統計に加えて、日銀の動きについてもウォッチします。どうぞお付き合いください。 ●先週のマーケット ●プロローグ ・トランプ重大発表 ●今週の米国経済統計(予想) ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. ISMインデックス ・ISM製造業 11月 ・ISMサービス業 11月 2. 米雇用関連データ ・ADP雇用報告11月 ・チャレンジャー&グレイクリスマス ・新規失業保険申請件数 …
東京もだいぶ寒くなってきましたね。朝起きると足元が冷えるため、足を温める座布団とヒーターを出しました。インフルエンザも流行しているとのこと。外出の際は暖かい格好でお気をつけください。 さて今週は、トランプ第2期政権がついに公表した国家安全保障戦略について解説します。ウクライナ和平交渉やプーチン大統領のインド訪問についても書く予定でしたが、国家安全保障戦略について語るべき点があまりに多かったため、今回は見送ることにしました。次回取り上げますので、よろしくお願いします。 【目次】 1.先週の動き ● トランプ2.0の国家安全保障戦略 2.今週の動き 3.今週の一冊 4.近況報告 5.…
今週も色々と国際政治が動いていますが、地政学・戦略関連のトピックでいえば、トランプ大統領のロシア・ウクライナ戦争における怪しい和平交渉の動きもありますが、やはり注目すべきは、ベネズエラ沖で9月に発生した「麻薬運搬船」空爆事件が戦争犯罪ではないか?との疑いが浮上したことではないでしょうか。 ■ 米国防長官に戦争犯罪の疑惑浮上 難破者の殺害指示か、米政府は否定(12/2 日本経済新聞) 米軍はベネズエラの船に対し、「ダブル・タップ」と呼ばれる時間差をおいた二度の攻撃を行いました。ここで最も問題視されたのは、一発目の攻撃ですでに無力化されていた船に生存者が二人おり、その二人が助けを求めていたのに…
■ 定数減「選挙区25、比例20」軸 衆院1割、自維党首が合意 ー 協議不調なら1年後実施(12/1付時事通信) 自民党と日本維新の会による議員定数削減協議に進展がありました。 当初は比例代表の定数を減らす方向と伝えられていましたが、小選挙区にも手をつけることにしたようです。維新の吉村洋文代表は、比例復活の「ゾンビ議員」が不要だからと比例代表の定数を減らすことを正当化していた筈なのですが、また考えが変わったのでしょうか。 しかし、昨年の衆議院議員選挙で「10増10減」したばかりなのに、再度再度区割りに手をつけるとなると、比例代表の定数を減らすどころではない抵抗と混乱が予想されます。 下…
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