ODYSSEY Geopolitics & Business
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7月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 7/8 第32号 戦士の文化は危機感のあらわれ? ▼戦士の文化 ▼マッチョと差別 ▼そして危機・・・ ▼近況報告 7/14 第33号 認知戦の最前線 ▼偽情報への関心の高さ ▼シンガポールが参考に? ▼SNSが荒れる理由? ▼近況報告 7/22 第34号 コントロールの感覚 ▼コントロールと戦略 ▼原発と自動車 ▼選挙に行こう ▼本の紹介 7/28 第35号 中国軍はいつ行動を起こすのか ▼フレイヴェルの中国論 ▼中国軍の異変 ▼逆説的な結論と「フレ…
[ 2025/08/01 00:00 ] コメント(0)
今週の戦略関連のニュースで話題なのは、タイとカンボジアが国境付近で軍事衝突した事件ですが、かなり深刻にエスカレートしていますね。 ■ タイ・カンボジア衝突、ラオスに着弾か 日系企業進出地域に戦線拡大(7/26 日本経済新聞) もちろん断定することは禁物ですが、ある程度のところまで行ったら紛争は収まりそうな気もします。ただここで気になるのは、SNSが活用されて双方の民衆を巻き込んだ認知戦的な面が出てきているところでしょうか。21世紀の紛争らしい現象がここでも起こっています。 さて日本では、トランプ関税のディールが成功したとして、石破首相が参院選での惨敗にもかかわらず政権を延命させる理由にし…
[ 2025/07/28 19:00 ] コメント(2)
今週の戦略関連のニュースで話題になっているのは、トランプ大統領がウクライナに対して積極的な支援の姿勢を示すようになり、ロシアに対して攻勢に転じるべきだ、と電話会談でゼレンスキー大統領に促していたという報道です。 ■ 米、ウクライナに攻勢促す 対ロシア戦局転換狙いと報道(7/19 共同通信) このトランプ大統領の方針転換の理由としては様々な憶測が出されておりますが、興味深い話の一つとしては、帰宅した大統領がメラニア夫人に対してプーチンと良い対話ができたと自慢するたびに「でも今日もウクライナの町がロシア軍によって爆撃されたわよ」とツッコミをいれており、それによって大統領の考えを変えたという話で…
[ 2025/07/22 17:00 ] コメント(0)
今週の戦略関連のニュースで話題なのは、なんといっても以下のコルビー国防次官による台湾有事への日本関与の要求についてです。 ■ 台湾有事で日本の関与を要求 米国防総省高官、英紙報道(7/12 共同通信) 具体的には、台湾有事で米中が軍事衝突した際の日本の役割を明確化するよう伝え、「関与」を求めたということです。しかし、米国が台湾有事への関与を曖昧にしているのに同盟国には明確な役割を求めるのかとも受け止められ、日本の国民感情を揺さぶりそうなニュースではあります。 ただ私は、この問題の本質は同盟国の態度というよりも、むしろ今回のイランに対する攻撃を中国がどのように受け取ったかにあると感じていま…
[ 2025/07/14 17:00 ] コメント(0)
日米の関税交渉がヤマ場を迎えており、日本国内の国際ニュースではこの話題でもちきりですね。 ■ トランプ大統領が「新たな関税率は10~70%」と発言 4日から通知と説明 4月基準で大幅に高く 対象国は明かさず(7/4 TBS NEWS) 一方、国際政治における戦略面での今週最大の注目テーマは、トランプ大統領が減税法案を可決させようとかかりっきりになっている間に、国防省が兵器の枯渇化を防ぐ観点から、ウクライナへの防空ミサイルや他の精密誘導弾の供与の一部停止を決定したというニュースに関する動きです。 ■ アメリカ、ウクライナへの武器供与を一部停止 ホワイトハウスが発表(7/2 BBC) この…
[ 2025/07/08 17:00 ] コメント(0)
6月のバックナンバーです。 最近ご登録された方や、過去の記事にご興味を持たれた方は、ぜひお読みください。 6/6 第28号 将来を見通す方法 ▼次に出る本 ▼未来の予測 ▼想定の重要さ ▼SFの機能 ▼近況報告 6/14 第29号 イスラエルの斬首作戦と米国の巻き込み ▼斬首作戦の戦略的評価 ▼「過激な同盟国」 ▼日本にとっての教訓 ▼近況報告 6/24 第30号 イスラエルの無益な斬首作戦と巻き込まれる米国 ▼前例のない作戦 ▼スマート爆弾の罠 ▼日本への示唆 ▼近況報告 6/29 第31号 トランプ政権を動かす原理 ▼トランプ政権の行動原理は? ▼新…
[ 2025/07/01 00:00 ] コメント(0)
国際政治における戦略面での今週最大の注目点は、引き続き米軍によるイランの核施設への攻撃に関する話です。 前回の記事(以下のリンク参照)では、米軍のイラン核施設に対するバンカーバスターを使用した攻撃について、シカゴ大学教授のロバート・ペイプの論文を紹介しつつ、戦略的成果が得られたのかを考察しました。 ・「イスラエルの無益な斬首作戦と巻き込まれる米国」(6/24) この攻撃がとりあえず作戦としては劇的な成功を収めたという点では米国内の評価はほぼ一致しています。しかし「イランの核開発プログラムをどれほど遅らせたのか」「どれほどのダメージがあったのか」という、いわば「損害分析」の評価においては、…
[ 2025/06/29 19:00 ] コメント(0)
■ 米軍“バンカーバスター使用”明らかに イラン核施設の攻撃で(6/22 NHK) イスラエルによるイランの核施設への攻撃は、10日前に始まって以降、国際政治における戦略面から見た最大の注目イシューとなっていますが、週末には、これにアメリカが加わって、バンカーバスター(地中貫通爆弾)を使ってイラン攻撃に参加するという、いよいよとんでもない展開になってきました。 米軍の攻撃が行われたのは、日本時間の6月22日(日)の朝なのですが、攻撃の一報がSNSなどで報じられ始めたのが午前9時すぎ。私はちょうどそのタイミングで大学院での講義でエアパワー(航空戦力)の話を始めたところで、休憩時間にスマホを覗…
[ 2025/06/24 00:00 ] コメント(0)
国際政治における戦略面からみた今週最大の注目イベントは、やはりイスラエルによるイランの核施設への攻撃です。 まずは全体的な事実関係について整理します。 BBCなどの報道によると、イスラエルは6月13日未明(日本時間同日午前)、イラン国内の核関連施設を空爆し、首都テヘランでは複数の爆発が確認されました。イラン政府は、軍の高官や核科学者6人の死亡を認め、報復の方針を明言しています。 イスラエル側は非常事態を発令し、防空システムの複数破壊を発表しました。ネタニヤフ首相は今後も攻撃を継続する方針を示しており、すでにイラン側からドローンによる反撃も確認されています。情勢はきわめて流動的で、予断を許…
[ 2025/06/14 14:00 ] コメント(0)
今週の国際政治における戦略面での目立ったニュースは、やはりウクライナのロシア国内へのコンテナから発進するドローン攻撃と、韓国の新大統領誕生、そして米中首脳初の電話会談ということになるでしょうか。 とりわけ強烈だったのは、やはりウクライナがロシア領内奥深くの基地に駐機していた戦略爆撃機や早期警戒機など数十機(40機〜11機までばらつきがある)に対して、基地のそばからコンテナに積んだFPVドローンを発進させて大損害を与えたという事実です。 いわゆる「蜘蛛の巣」作戦ですね。 ■【検証】ウクライナは「クモの巣」作戦をどう実行したのか ドローンでロシア爆撃機を破壊(6/4 BCC) これは「大成…
[ 2025/06/06 17:00 ] コメント(0)
奥山真司
カナダ&英大卒。戦略学博士(PhD)。著書『地政学』のほか、C.グレイ著『現代の戦略』、E.ルトワック著『ラストエンペラー習近平』、L・フリードマン『戦争の未来』、ブランズ&ベックリー『デンジャー・ゾーン』など。 メルマガのご紹介 バックナンバー メルマガ配信登録
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